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令和ロマン『M-1』史上初の連覇 ノンスタ、パンブーもかなわなかった…前人未到の偉業達成
漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2024』(ABCテレビ・テレビ朝日系 後6:30)が22日に行われ、令和ロマンが20代目王者に決定。2年連続でのトップバッターで、前人未到となる連覇を達成。過去最多1万330組の頂点に立ち、“日本一”の称号と賞金1000万円を手にした。過去の先輩たちが達成できなかった、連覇を見事に成し遂げた。
【優勝会見映像】令和ロマンが史上初の連覇達成!2年連続トップバッターに本音
2018年結成の同コンビは、高比良くるま(30)(※高=はしごだか)、松井ケムリ(31)からなる。『第7回NHK新人お笑い大賞』優勝、『第44回ABCお笑いグランプリ』準優勝など着実にキャリアを積み上げ、昨年の『M-1』で優勝。『第45回ABCお笑いグランプリ』でも優勝を果たすなど、無双状態だった。
過去に連覇を目指した例としては、2008年に優勝したNON STYLEは、翌年も参戦。敗者復活からファイナリストとなって、ファーストラウンドを3位通過したが、ファイナルも3位だった。その09年大会で王者となったパンクブーブーも、連覇を目指して10年大会に参戦した。こちらも敗者復活組として、ファーストラウンドでは1位通過となったが、ファイナルで3位となっていた。
連覇からは外れるが、過去の優勝者が再び『M-1』に参戦した例としては、2003年の王者・フットボールアワーがいる。「帰ってきた王者」としてファイナリストとなり、ファーストラウンドを2位で通過するも、ファイナルでも2位で優勝を逃していた。
ファーストステージでは、前人未到の連覇を目指す令和ロマンがトップバッターとなり、850点を獲得。真空ジェシカが849点、ダークホースのバッテリィズが861点を獲得し、一気にトップへと躍り出た。
最終審査では、2番手での登場となった令和ロマンだったが、見事に優勝。高比良くるまは「去年の倍、うれしいです!あーうれしい!マジでうれしい」、松井ケムリも「悔いなくやりました。もう出たくないです」と率直な思いを漏らしていた。
ファーストステージから、令和ロマンのトップバッターで「審査員泣かせ」と言われていたが、最終決戦でも、審査員たちはギリギリまで悩む様子が見られた。
ファイナリストは、史上初の連覇を目指す令和ロマン、昨年『M-1』準優勝のヤーレンズを筆頭に、多彩な顔ぶれに。真空ジェシカは4年連続、令和ロマンとトム・ブラウンとヤーレンズは2度目、初出場はエバース、ダイタク、ママタルト、バッテリィズ、ジョックロックの5組、敗者復活からはマユリカが勝ち上がった。
審査員は、若林正恭(オードリー)、礼二(中川家)、山内健司(かまいたち)、塙宣之(ナイツ)、博多大吉(博多華丸・大吉)、哲夫(笑い飯)、柴田英嗣(アンタッチャブル)、海原ともこ(海原やすよ・ともこ)、石田明(NON STYLE)という顔ぶれで9人体制に。
■最終決戦
礼二(中川家):バッテリィズ
海原ともこ(海原やすよ・ともこ):令和ロマン
柴田英嗣(アンタッチャブル):令和ロマン
山内健司(かまいたち):令和ロマン
石田明(NON STYLE):令和ロマン
若林正恭(オードリー):バッテリィズ
哲夫(笑い飯):バッテリィズ
塙宣之(ナイツ):真空ジェシカ
博多大吉(博多華丸・大吉):令和ロマン
■M-1グランプリ 優勝者一覧【参加組数】
2001年度 中川家【1603】
2002年度 ますだおかだ【1756】
2003年度 フットボールアワー【1906】
2004年度 アンタッチャブル【2617】
2005年度 ブラックマヨネーズ【3378】
2006年度 チュートリアル【3922】
2007年度 サンドウィッチマン【4239】
2008年度 NON STYLE【4489】
2009年度 パンクブーブー【4629】
2010年度 笑い飯【4835】
2015年度 トレンディエンジェル【3472】
2016年度 銀シャリ【3503】
2017年度 とろサーモン【4094】
2018年度 霜降り明星【4640】
2019年度 ミルクボーイ【5040】
2020年度 マヂカルラブリー【5081】
2021年度 錦鯉【6017】
2022年度 ウエストランド【7261】
2023年度 令和ロマン【8540】