【エンタメ総合】
出川哲朗『ミュージックソン』最後の言葉で子どもたちがダメ出し「『あの、言い過ぎ』と…」
お笑い芸人・出川哲朗(60)がメインパーソナリティーを務める、ニッポン放送『第50回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』が、24日正午からスタート。25日午前11時台にはエンディングコーナーが放送され、出川は24時間の生放送を完走した。
【写真】感極まり大号泣!真っ赤なジャケット姿の出川哲朗
終了後には取材会も実施。心境を問われると「どんな感じになるのかなと思った。眠さもあるけど、それ以上に喉が心配だった。最終的には枯れないでギリギリで持った。よかった」としみじみ。ウッチャンナンチャンのメッセージなど感極まるシーンも。ただ、その前から布石はあったという。出川らしいバラエティのような番組となったが、スタッフから「チャリティだから」というカンペが何度も出た。それだけに「今までの『ミュージックソン』に比べて大丈夫かなと、という気持ちがあったけど、最後に(視覚障がい者からの)メールで『本当に面白くて最後まで笑いました』といただいた。間違ってなかったのかな、と思って来ちゃった。感極まりだしていたところでウッチャンナンチャンのコメントだった。いろいろ思い出して感極まっちゃいました」と照れ笑いを浮かべた。
また、エンディングコーナーでは筑波大学附属視覚特別支援学校の生徒20人が合唱を披露した。そして最後には笑いあり、涙ありのメッセージが。「今回1番最初にお話をいただいたのは、LF(ニッポン放送)の社長に今年の1月に僕の還暦祝いを横浜アリーナでやってくれて、1万2000人も集まってくれて、ウッチャンナンチャンも有吉(弘行)もナイナイ(ナインティナイン)も、みんな集まってくれた。『今年のニッポン放送は出川さんで始まったんで、最後も出川さんで締めよう』と社長が言ってくれてお話いただいたんです。最初は正直、その気持ちがうれしくて、それに応えたいと思ってお受けさせてもらったんです」と振り返る。
しかし「(特別支援)学校に行った時に、子どもたちが目が不自由なんだけど、みんな僕のことをちゃんと認識してくれて…」と語ったところで、あまりの号泣ぶりに子どもたちからは笑いが。出川の「笑うな~」という叫びでも笑いが起きていた。「ちゃんと見えないんだろうけど、僕の方に近づいてきてくれて、抱きしめたりしてくれて…。その時に本当にこの話いただいて、受けて本当によかったなって本当に思ったんです。みんなが喜んでくれたのもすごくうれしかったし、僕は本当にステキな仕事をやらせてもらってんだなって、本当にその時に思いました」と熱い思いを吐露した。
取材会で出川は「ちゃんとあいさつしようとしたけど、感極まっちゃって。『あの、あの』と何回も言っちゃったみたいで…。最後に子どもたちから『あの、言い過ぎ』とダメ出しされた(笑)。感極まりすぎちゃったのかな」と照れた。そんな笑いあり、涙ありの番組となったが、出川は「さんまさんが聞いていないことを願います…。さんまさんは芸人が泣くことを禁じ手としている。テレビをすごく見ていて、泣くとすぐにさんま警察が動き出して注意されちゃう。さすがにラジオまではチェック入ってないと思うので大丈夫だと思うけど、さんまさんの耳に入らないかだけが心配です」と笑わせた。
『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』は、目の不自由な方たちが安心して街を歩けるように“音の出る信号機”を普及させるなどを目的としたチャリティキャンペーン。番組終了までで5004万6125円が集まったが、今年のキャンペーン期間は、来年1月31日までとなる。今回は『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』が「50回目」という大きな節目であり、また、ニッポン放送が「開局70周年」でキャッチコピーに「笑顔にナーレ!」を掲げていることから、「世代を問わず人気があり、笑顔を届け続けているスペシャルなパーソナリティー」として、老若男女、日本国民が愛する令和のバラエティスター・出川が抜てきされることとなった。
出川はニッポン放送で1994年~97年、『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』にレギュラー出演していたほか、その後も不定期で『オールナイトニッポン』パーソナリティーを担当。今年に入ってからは、特別番組『ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン』がきっかけとなり、1月にイベント「男・出川哲朗還暦祭り in 横浜アリーナ」を開催。会場を1万2000人が埋め尽くし、大成功を収めた。