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『SHOGUN 将軍』ゴールデングローブ賞作品賞受賞 日本人トリプル受賞とあわせ4冠
米アカデミー賞の前哨戦とされる「第82回ゴールデングローブ賞」の各賞の発表が現地時間5日、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで行われ、FXのドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』(日本ではディズニープラスで配信中)が、テレビドラマ部門作品賞を受賞した。
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同ドラマからは、吉井虎永役の真田広之が主演男優賞、鞠子役のアンナ・サワイが主演女優賞、樫木藪重役の浅野忠信が助演男優賞を受賞し、ノミネートされていた日本人3人が栄冠を手にした。
『SHOGUN 将軍』は、1975年に発表され世界的にヒットした、戦国時代の日本が舞台の小説が原作。真田演じる徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永が、日本に漂着してきたイギリス人航海士と関わることで、戦乱の窮地をくぐり抜け、天下統一を目指す物語。
真田はプロデュースも務め、衣装や殺陣(たて)など各分野に通じた日本の専門家を起用。「本物の日本文化」を発信することを強く意識したリアリティーのある演出や迫力あるアクションを随所に盛り込み、激動の戦国時代の物語を壮大なスケールで描いた。
せりふの大半が日本語という異色の作品ながら、昨年9月に発表されたテレビ界のアカデミー賞ともいえる「第76回エミー賞」で主要な賞とあわせてひとつのシーズンの作品として18の賞を受賞し、エミー賞で最多の受賞記録を打ちたてるなど、高い評価を得ている。シーズン2&3の制作も決定しており、今後の動向も注目されている。