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大阪・関西万博「跡地」どうなる? 優秀案を公表、サーキット、大型アリーナ、未来リゾートなど
大阪府と大阪市は9日、夢洲で開催する大阪・関西万博の跡地の利用について、民間に募っていた中から、優秀提案2件を公表した。
【画像】『大阪・関西万博』会場イメージ図
「夢洲第2期区域マスタープラン」の策定に向け、民間提案の募集を行っていた。外部有識者らからなる選定会議での選定結果を経て、優秀提案を決定しました。提案件数は3件、うち2件が優秀とされた。「最優秀提案については決定せず」とした。
優秀提案1は「夢洲第2期区域開発基本構想検討会」(構成員:株式会社大林組大阪本店※代表ほか6社)によるもの。「The heart of OSAKA」を考え方とし、万博で導入された先進技術を実装し、大屋根リングの一部を継承する。具体的には、サーキットをはじめ、大型アリーナ、ホテル、ショッピングモール、アミューズメントなどを想定する。
優秀提案2は「夢洲まちづくり提案グループ」(関電不動産開発株式会社※代表、京阪ホールディングス株式会社、住友商事株式会社、株式会社竹中土木、南海電気鉄道株式会社、吉本興業ホールディングス株式会社)によるもの。「潤(うるお)いの粋都(すいと) YUMESHIMA」を掲げ、国際水準の未来リゾートを志向する。具体的には、ホテルやウォーターパークなどのラグジュアリーリゾートやライブエンタメゾーンなどを計画する。
今後の予定として「これらの提案を踏まえ、府市において、令和7年3月に当該区域のまちづくりの方針となる『夢洲第2期区域マスタープラン』を策定し、令和7年度後半に、このマスタープランに沿った開発事業者募集を開始する予定」と説明した。