【映画】
84歳・上條恒彦、現在はリハビリ中「誤嚥性肺炎で一時は危なかった」 緒方直人が手紙を代読
歌舞伎俳優の中村橋之助が主演を務めた映画『シンペイ~歌こそすべて』の公開記念舞台あいさつが11日、都内で行われた。エンディングテーマとなった中山晋平の代表曲「ゴンドラの唄」を歌った上條恒彦(84)から手紙が寄せられた。
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この日、欠席だった上條について、プロデューサー・新田博邦氏は「本当はここにきて歌っていただく予定だったのですが、去年の暮れに誤嚥性肺炎で一時は危なかったんですが、どうにか持ち直して今、リハビリをやってらっしゃる」と現状を報告。緒方直人が、手紙を代読した。
上條は「皆さんの前で歌えないことが残念でなりません」と書き出し、「この歌は大先輩である森繁さんやいろいろな方が歌った名曲です。今回のレコーディングテーマとしてレコーディングできたことは、天から中山先生のプレゼントだと思ったほどです。なつかしさのなかに切なくなる不思議なメロディーは何十年たっても色あせず音楽のすばらしさを感じます。どうぞ心ゆくまでお楽しみください」と伝えた。
今作は、明治に生まれ、大正・昭和を生き、今も歌い継がれ、童謡、歌謡曲、音頭、民謡まで幅広いジャンルの約2000曲を残した作曲家・中山晋平(1887年~1952年)の生涯を、彼の音楽とともにつづっていく。映画初出演の中村橋之助が、主演を務めた。年間邦画配給収入1位を記録した『ハチ公物語』(1987年)、『遠き落日』(92年)、『ひめゆりの塔』(95年)などで知られる・神山征二郎監督がメガホンを取った。
舞台あいさつには、志田未来、吉本実憂、真由子、土屋貴子、緒形直人、神山征二郎監督、プロデューサー・新田博邦氏が出席。橋之助は、歌舞伎の新春公演のため欠席となった。