【映画】
東映、「アニメ強化」「海外展開」「泣かせる」2025-2026ラインナップを発表

『2025年-2026年東映ラインナップ発表会』に出席した(左から)五十嵐真志プロデューサー、 田中栄子プロデューサー、東映株式会社代表取締役社長・吉村文雄、前田哲監督、久慈悟郎監督 (C)ORICON NewS inc.


 映画会社の東映は16日、本社のある東京・東映会館内の丸の内TOEIで「2025-2026ラインナップ発表会」を開催。冒頭、あいさつに立った吉村文雄代表取締役社長は、「アニメ強化」「海外展開」「泣かせる」と推しポイントを3つ挙げた。



【画像】発表された東映作品のビジュアル



 同社では、2022年より「お客様ファーストの映画を作ろう」という考えのもと、これまでプロデューサーの勘と情熱に頼っていたところに、マーケティングデータや社内の各部門の意見を反映させる企画審議システムを整備。吉村社長は「当初はなかなかうまくいかなかったが、厳しい審議システムを通過して成立した作品群が今年のラインナップに並んでおります。攻めのラインナップをご案内できることを大変うれしく思っております」とあいさつした。



 吉村社長の推しのポイントの1つ目、アニメ作品については、「グループの東映アニメーション作品だけではなく、日本のアニメシーンをけん引する強力な制作プロダクションとタッグを組んですてきな作品を届ける」として、STUDIO 4℃によるオリジナル映画『ChaO』(夏公開)と太平洋戦争の激戦の地ペリリュー島での戦いの史実に基づいた武田一義による同名漫画を映画化した『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(12月5日公開)を発表。



 2つ目のポイントとして、「愛される『ものがたり』を全世界に」というグループのヴィジョンに基づき、「強化したアニメ作品を中心に、積極的に海外展開をしていきたい」と語った。



 3つ目の「泣かせる」ラインナップとして、2月7日公開の『大きな玉ねぎの下で』、3月7日公開の『35年目のラブレター』を紹介しつつ、「素晴らしく心を震わせる作品がそろいました。今年は泣かせる東映で推していきたい」と意気込んでいた。



 また、同社は、東映会館の再開発に伴い、本社を京橋に移転することが決まっていいるが、あわせて閉館する同社最後の直営館、丸の内TOEIの最終営業日が7月27日に決まったことも発表された。



■2025-2026ラインナップ



『室町無頼』1月17日公開

『大きな玉ねぎの下で』2月7日公開

『35年目のラブレター』3月7日公開

『花まんま』4月25日公開

『ChaO』2025年夏公開

『宝島』9月19日公開

『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』12月5日公開



『映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン』3月20日公開

『劇場版仮面ライダーガヴ(仮) 劇場版ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(仮)』2005年夏公開

『映画キミとアイドルプリキュア♪(仮)』2025年秋公開

『「ガールズバンドクライ」劇場版総集編前編後編』2025年公開

『劇場版「僕の心のヤバイヤツ」(仮)』公開待機作品

『楽園追放 心のレゾナンス』2026年公開

『この夏の星を見る』(FLARE CREATORS第1弾作品)2025年夏公開

『藤井道人監督最新作』2025年冬公開

『BAD BOYS』5月30日公開

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