【アニメ】
東映アニメーション製作短編映画『あめだま』アカデミー賞の選考リスト選出 15作品中の1本でスタッフは『ふたりはプリキュア』コンビ

東映アニメーション製作短編映画『あめだま』


 東映アニメーションが製作の短編映画『あめだま』(英題:Magic Candies)が、第97回アカデミー賞短編アニメーション部門において、選考リスト15作品のうちの1本として選出された。今後、15作品すべてを視聴したアカデミー会員の投票を経て、最終的なノミネート作品が決定される。



【動画】プリキュアのスタッフ制作参加!アカデミー賞ノミネートの『あめだま』映像



 ノミネートの発表は1月23日に行われ、授賞式は3月2日、ハリウッドのドルビー・シアターにて開催される予定。



 また、本作のメイキング映像も公開。メイキングでは、原作の絵本作家ペク・ヒナ氏や監督の西尾大介氏、プロデューサー鷲尾 天氏とアニメーションプロデューサー西川和宏氏によるインタビューを交え、貴重な絵コンテや、本作の世界観を表現するのに欠かせない美術設定や、キャラクター設定などを解説。この映像でしか見られない様々な資料が紹介されている。



 同作は「児童文学界のノーベル賞」とも称されるアストリッド・リンドグレーン賞を受賞した韓国を代表する絵本作家ペク・ヒナ氏の名作『あめだま』(英題:Magic Candies)が原作。コミュニケーションをとるのが苦手な少年・ドンドンが不思議なあめだまを通じて心の声が聞けるようになり、初めて他人の心を理解し、自身の気持ちを伝えることができるようになる過程を描いた短編作品。



 映画は、同氏の『あめだま』『ぼくは犬や』(韓国・Storybowl社刊、日本・ブロンズ新社刊)2作品を原作に、フルCGアニメーションとして映画化、子どもだけでなく大人にも深い共感を呼ぶ感動作に仕上げた。



 監督を務めるのは西尾大介氏、プロデューサーは鷲尾天氏。二人は『ふたりはプリキュア』シリーズを手掛け、日本のアニメ文化に多大な影響を与えてきた名コンビが再びタッグを組む。音楽は、日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞の佐藤直紀氏が担当、物語の世界観を一層豊かに彩る。



 アニメーション制作は『THE FIRST SLAM DUNK』で知られるダンデライオンアニメーションスタジオ。CGスーパーバイザー清水剛吏氏、アートディレクター江場左知子氏をはじめとする精鋭クリエイターが集結し、緻密なCG表現と独創的なビジュアルで原作の温かい世界観を忠実に再現。韓国ロケを通じて、2000年代初めの韓国の情景を丁寧に描写しアパートや文具店など、原作の世界を鮮やかに描き出すことに成功している。



スタッフ

原作:ペク・ヒナ『あめだま』『ぼくは犬や』

(韓国・Storybowl社刊、日本・ブロンズ新社刊)

監督:西尾大介

プロデューサー:鷲尾 天

音楽:佐藤直紀

アニメーションプロデューサー:西川和宏

CGスーパーバイザー:清水剛吏

アートディレクター:江場左知子

製作 東映アニメーション株式会社

アニメーション制作:ダンデライオンアニメーションスタジオ



キャスト

嶋陽大

岩崎ひろし

山路和弘

雨蘭咲木子

渡辺いっけい

大井希心

長谷川義史(特別出演)



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