【映画】
間宮祥太朗×岡山天音:『アンダーニンジャ』同年代の絆「見どころは山崎賢人のアクション」

映画『アンダーニンジャ』に出演する(左から)岡山天音、間宮祥太朗(撮影:松尾夏樹) (C)ORICON NewS inc.


 映画『アンダーニンジャ』で共演している、間宮祥太朗(31)と岡山天音(30)。同映画で主演を務める山崎賢人(※崎=たつさき)(30)と間宮・岡山は、10代の頃から俳優として切磋琢磨し合う存在だ。本作では間宮と岡山がサシで戦うアクションシーンもあるが、「見どころはやっぱり山崎賢人のアクション」(間宮)、「ほかの映画ではなかなか見ないような面白さがある」(岡山)と、山崎の“ニンジャ”アクションを絶賛する。



【画像】映画『アンダーニンジャ』場面写真



――2024年は、お二人とも映画・ドラマ・舞台で大活躍でしたが、振り返りつつ、2025年の目標をお聞かせください。



【間宮】2024年は、わりとゆったり過ごせた1年でした。『ACMA:GAME アクマゲーム』に約1年かかわっていたのですが、その撮影が終わってから、特に下半期は余裕がありました。毎日忙しくしていると気持ちにゆとりがなくなって、物事を広い視点で見ることが難しくなってしまうけれど、時間に余裕を持つことができると、脳の空き容量も増えるというか、いろいろなことに気づけたり、新しいアイデアが湧いたり、良い循環が生まれていたように思いますね。10月から11月にかけては舞台公演(『台風23号』)があったので、毎日の稽古(けいこ)や本番を通して芝居にしっかり向き合えたこともとても良かったです。



【岡山】僕は…何してましたかね(笑)。



【間宮】『アンメット ある脳外科医の日記』すごく良かったです。



【岡山】ありがとう。『アンダーニンジャ』とドラマの撮影が重なって忙しかった時期もありましたが、プライベートでゆったり過ごせる時間もあって。大人になって初めて海外旅行もしました。友達とタイに行きました。仕事もプライベートも充実していた一年だったと思います。



――間宮さんは久しぶり、岡山さんは初めての福田組はいかがでしたか?



【間宮】久しぶりではありましたが、今回、僕の出番はコメディ要素がなかったので、それは福田組で初めてのことだったので新鮮でした。



【岡山】僕は10代の多感な時期から福田監督の作品をいろいろ観てきたので、「あの福田監督の現場にいるんだ」と感慨深いものがありました。独特の存在感がある監督だと思いました。ただ、僕もコメディパートにはあまり触れずに撮影が進んだので、福田監督が「この間、賢人くんとムロさんのシーンを長回しで撮ったんだけど、賢人くんがすごく楽しそうだった」とお話しされているのを横で聞いていて、少しうらやましく感じていました。ムロツヨシさんや佐藤二朗さんのアドリブなのか、台本に書いてあるせりふなのかわからない、“ぶん回しコメディ”を間近で見てみたかったです。



――お二人のガチの取っ組み合い、刀を使ったアクションシーンは見ごたえありますね。



【岡山】いやあ、僕は大変でした(笑)。かなりアクション練習に時間を費やしたのですが、間宮くんはまだ練習に入っていないと聞いたときは「マジか」と驚きました。日数としても圧倒的に少なかったんですよね?



【間宮】アクション練習は2日だったかな?



【岡山】それがヤバい!天才すぎる(笑)。



【間宮】アクション監督やアクション部さんが「もう大丈夫だね」とおっしゃったので、「わかりました」という感じで本番に臨みました。



【岡山】僕たちが初めて現場でアクションを合わせたのは、撮影前日だったんです。間宮くんは最初からすでに完璧で。でも、実際に手合わせすると安心感があって、「さすがだな」と思いました。



――岡山さんは本格的なアクションは初めてだったんですよね。



【岡山】はい。これまでにもライトなアクションはありましたが、刀を使った本格的なアクションは初めてでした。練習期間は別の現場にも入っていたので、帰宅後に木刀を振って練習していました(笑)。



――お二人は何度もご共演されていますが、改めてお互いの印象を聞かせてください。



【間宮】10代の頃に出会って、共演回数も多いのですが、どの作品のどんな役でも天音はどう演じるんだろう、と楽しみに思える存在です。人としては、付き合いが長いけどまだまだ底が見えない感じがあります。会えば自然と話すし、仲良しだと思うけれど、「まだ知らない部分があるんだろうな」と感じさせる底知れなさがあると思います。もう一つ言うならば、すごく準備する人。アニメーション映画の声優の仕事で一緒だったとき、台本にたくさん書き込みをしていて、すごく驚いたことを覚えています。準備をしっかりとする人だと思いました。



【岡山】いやいや、そんなことないですよ(笑)。間宮くんこそ、何でもできてうらましいです。僕自身は本当に不器用で、形になるまでに時間がかかるタイプなんです。でも間宮くんは昔からなんでもスッとできてしまう、器用で洗練されているイメージがあります。せりふを覚えるのも早いし。



【間宮】確かに、せりふ覚えは早い方かも(笑)。器用さに助けられている部分はあると思います。



――最後に、今回の映画の見どころについて教えてください。



【間宮】やはり、山崎賢人のアクションシーンじゃないですかね。賢人も10代からの付き合いになりますが、今回の賢人は体の使い方が本当にすごいと思いました。



【岡山】今回は“忍者”という設定ゆえに特殊なんです。賢人は『キングダム』などでいろいろなアクションを経験してきてますが、これまでにはない面白さが見られると思います。



――ありがとうございました。

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