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【万博】スシロー「陸上育ち」のサカナのすし発表、未来型店舗で提供へ “100%養殖”メニュー詳細
回転すしチェーンのあきんどスシローは30日、大阪・関西万博(4月13日開幕、大阪・夢洲)に出店する「スシロー未来型万博店」の詳細を発表した。コンセプトに「まわるすしは、つづくすしへ。ーすし屋の未来 2050ー」に掲げ、「あしたのサカナ」シリーズのすしを提供する。
【写真】陸上育ち?? 万博で提供される「あしたのサカナ」シリーズ
スシローは、万博で「未来のすし屋」を世界へ発信する。店舗は、会場の中心部にある“静けさの森”の近くに立地し、外壁を鏡面で仕上げ、森に溶け込むデザイン。店内からも外の木々を眺めながら、“たとえ森の中だとしても、新鮮なうまいすしが食べられる“空間を提案する。
未来へつづく持続可能な水産資源の安定的な調達を目指し、水産物を用いたすべての商品は養殖を使用。メニューは、サイドメニューやドリンクを合わせて150品以上を予定する。なかでも、特に環境に配慮した陸上養殖などの先端技術で育てた「あしたのサカナ」シリーズ約10品を用意する。
「陸上育ちの磯まもりウニ包み」に使用するウニは、地球温暖化の影響により海の藻場を食い荒らし、魚や多様な生物が住む場所を奪い、中身がなく社会問題化しているウニを収穫し、独自の陸上養殖技術をもつ企業が、エサや環境にこだわりを持って育てた。
「陸上育ちの琉大ミーバイ塩〆」には、産学連携で研究された沖縄の高級魚を味わえる。「陸上育ちの〆サバ」のしめサバは、養殖に地下海水を使用。「陸上育ちのかわハギポン酢ジュレ」のカワハギは、肝まで安心して食べられる。「陸上育ちのビカーラうなぎ」は、うなぎ本来のあっさりとした味わいを実現する。
すしのしゃりは、農薬や化学肥料の使用量を半分以下で育てた、環境保全米などを使う。品種は、宮城県産ササニシキ、北海道産ななつぼしを1対1の割合を予定。あわせて、ラーメンなどのサイドメニューを含め、全て豚肉やラードを使用しない(二次原料までの確認)
森の中をイメージした店内には、既存店で設置を開始しているデジタルビジョンと回転レーンを融合した「デジロー(デジタル スシロービジョン)」を設置。あわせて、水産資源の未来に向けた取り組みを楽しく学べるゲーム機能を万博仕様で開発し、会期中に既存店でも楽しめるようにする。
■『スシロー未来型万博店』(英:SUSHIRO To The Future: Expo Edition)
営業時間:午前10時~午後9時
建築面積:417.57平米
席数:196席