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令和ロマン・くるま、『M-1』ファイナルは「真空ジェシカ、ヤーレンズ、俺らなら負けてた」 石田はバッテリィズ登場で“苦い記憶”よみがえる
お笑いコンビ・NON STYLEの石田明(44)と令和ロマンの高比良くるま(高=はしごだか/30)が10日、都内で行われた「石田明『答え合わせ』× 高比良くるま『漫才過剰考察』刊行記念対談」に登壇した。
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石田は、令和ロマンの「名字」のネタに言及。「『M-1』で連覇がかかってて、トップバッターであるあるネタをやれたことがすごい」と称賛。くるまは「作ってやってる間は気にしていなかった」といい、審査員が絶賛していたことを「しめしめ中のしめしめ(笑)」と笑った。一方で「(トップバッターで)得点は高かったですけど、まだまだ行ける(得点だった)し『いいんじゃね』という感じでした」と当時の心境を明かした。
続けて、「真空ジェシカと俺らは最終に行くと思った」と話し、「あともう一組が誰かによって俺らの優勝が決まると思ってたんですよ」と明かし、「真空ジェシカ、ヤーレンズ、俺らなら絶対負けるんですよ。速い漫才コントと俺らの遅いネタの2対1になっちゃうんで」と漫才のスタイルによって流れが生まれると分析。「オズワルドさんが錦鯉さんに負けたとき、錦鯉さんに負けたって認識あるとおもうんですけど、インディアンスさんと錦鯉さんに負けたんですよ」と話すと、石田も「そうなんだよなーそっちにチューニングが合ってまうからな」と共感。くるまは「これが三すくみになったときに勝負になってくる」と冷静に勝負の時を分析していた
この話の流れで、石田が「バッテリィズが出てきたときに『うわぁー』って感じになったやんか。2008年の『M-1』思い出してん」と告白。「おれらが最高得点で盛り上がったあと、オードリーが出てきて、空気変えられたときのこと。だからみんなはあの時興奮したと思うんねん。バッテリィズが出てきたとき『おー』ってなってるとき。俺だけめちゃくちゃ寒気してん(笑)」と、思い出したくない記憶がよみがえったと明かした。
石田の『答え合わせ』(マガジンハウス新書)は、漫才に対する分析が鋭すぎて「石田教授」とも呼ばれている石田が「漫才論」について語り尽くした1冊。「漫才か漫才じゃないかの違いは何か?」から、「なぜM-1ではネタ選びを間違えてしまうのか?」まで、独自の考えをまとめた。
くるまの『漫才過剰考察』は、辰巳出版のWEBマガジン「コレカラ」で連載していた「令和ロマン・高比良くるまの漫才過剰考察」をもとに、9割近くを書き下ろして制作された。M-1や漫才の面白さを、今までにない斬新な視点であらゆる角度から分析した1冊には、書籍化に際して行われた霜降り明星・粗品との特別対談も収録している。