【エンタメ総合】
“ヲタ芸”をニューヨーク・アポロシアターで披露へ 「APOLLO アマチュアナイトジャパン」優勝に5人組パフォーマー「偏見に苦しんだ時期も」
アメリカ・ニューヨークのアポロシアターで行われるオーディションライブ「アマチュアナイト」の出演を懸けた「POLLO アマチュアナイトジャパン 24‐25 グランドファイナル」が20日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで開催された。5人組ヲタ芸パフォーマー「ゼロから打ち師始めます。」が優勝、ダンサーの戸辺葵さんが審査委員特別賞に選ばれ、アポロシアター行きのチケットを獲得した。
【写真】5人組ヲタ芸パフォーマー「ゼロから打ち師始めます。」
吉本興業が主催する「APOLLO アマチュアナイトジャパン 24‐25」は、動画審査と対面オーディションを経て、東京と大阪でそれぞれ2日間にわたって予選ライブを実施。大阪予選を勝ち上がったAko・N’ism・谷口大地・the ANGELSTAR$の4組と、東京予選を勝ち上がったErina・鈴木莉愛・ゼロから打ち師始めます。・戸辺葵の4組に加え、審査員特別枠の Aina・Atrass・Natalia D・VALERIE AURELIAの4組を加えた総勢12組が優勝をかけてグランドファイナルに挑んだ。
観客の歓声の大小によって結果が左右される同イベント。最終審査では「the ANGELSTAR$」と「ゼロから打ち師始めます。」が同点になるという展開も。決選投票を経て、「ゼロから打ち師始めます。」が1点差で優勝を決めた。またアポロシアターの「アマチュアナイト」プロデューサーであるマリオン・J・カーフィー氏から審査員特別賞として戸辺さんの名前が読み上げられた。「ゼロから打ち師始めます。」はYOASOBIの「怪物」、戸辺さんは葵蝶の「Dee Lee Projekt」を披露した。
イベント後、MCの小籔千豊、山本彩、マリオン氏と共に囲み取材に応じたゼロから打ち師始めます。の5人。Cliffordさんは「ヲタ芸という日本が生んだサブカルチャーの一つなんですけど、偏見とかがあったりして苦しい時期もあったんですけど、そこを好きという気持ちでくぐり抜けて、優勝という形でニューヨークに行けることをうれしく思います」と喜んだ。
“ヲタ芸”はアイドルや声優を応援するため、ファンがペンライトなどを振って踊るパフォーマンス。同グループは性別も年齢もさまざまなメンバーが“ヲタ芸”でつながっており、30歳のシトさんは「社会人になったり、過程を持ったりして辞めていったり、まだそんなことしてるんだといって続けられなかった世代。僕もいつ辞めるかもしれないぐらいのギリギリのところをゼロ打ちに救われた」としみじみと語った。
小籔は「日本のカルチャーでもあると思いますので、そのへんも背負ってニューヨークで勝負してもらいたい」とエールを贈った。
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