
【エンタメ総合】
灰江(赤楚衛二)、和菓子屋&令子(桜田ひより)のために動く 『相続探偵』第5話あらすじ

俳優の赤楚衛二が主演を務める日本テレビ系土ドラ9『相続探偵』(毎週土曜 後9:00)の第5話が、きょう22日に放送される。それに先立って、あらすじと場面写真が公開された。
【写真】母との確執を抱え…一人歩く令子(桜田ひより)
原作は、2021年から『イブニング』で連載された人気漫画『相続探偵』(講談社)。『SPEC』シリーズを手がけた脚本家・西荻弓絵氏による相続ミステリー漫画で、ドラマ脚本も西荻氏が自ら担当する。難解な相続問題を、相続トラブル専門の探偵・灰江七生(赤楚)が個性豊かな仲間たちとコミカルに、痛快に、時に大真面目に解決していく。「相続」というテーマに特化した斬新なヒューマンミステリーとなる。
灰江は、京都の老舗菓子匠「鳳凰」の大将・百万遍紘一が残した本物の遺言書を発見。「『鳳凰』の“ブランド”は正臣に、“作業場”と“売り場”は野心に」という“けったいな遺言”により、100年の歴史と伝統を誇る「鳳凰」がふたつに分かれた。若き天才職人として将来を嘱望される妾の子・野心(白洲迅)は菓子工房を含む不動産を受け継ぎ、遊びほうけてばかりの正妻の子・正臣(小関裕太)は「鳳凰」の看板と金融資産を相続した。まさに“名”と“実”を分ける相続に野心も正臣も納得し、これで一件落着と思われたが、東京に戻った灰江のもとに、想定外の知らせが届いた。
野心は店名を「野心」に改め、今までと変わらぬクオリティーの和菓子を提供するものの、「鳳凰」のブランド力を失ったせいで客足は伸びず大苦戦。一方、正臣の店「鳳凰べっかん」は安価でとっつきやすい和菓子が人気を呼んで好スタートを切った。意外な経営能力を発揮する正臣は、支店を次々とオープンさせて大成功していた。味だけなら野心の方が圧倒的に勝っているが…。「鳳凰」の看板がいかに価値あるものかを灰江は再認識するが、事態はさらに深刻化していく。
経営に苦しむ野心は、値下げを提案する周囲の言葉にも耳を貸さず、「金なんてなんとでもなる」と豪語。しかし、菓子作りしかしてこなかった野心に経営の才覚はなく、銀行からの融資も断られてしまう。一方、正臣の店も、次第に「味が微妙」「鳳凰の暖簾は荷が重い」と酷評されるようになり、人気が急降下。このままでは野心も正臣も共倒れになる。現状を知った朝永秀樹(矢本悠馬)も「俺たちが本物の遺言書を見つけない方がよかったんだ」と責任を感じ始めてしまう。
そんな中、三富令子(桜田ひより)の耳に、京都にいる母が緊急入院したとの知らせが届く。しかし、3年前の父の事件の時から母のことを許せないでいる令子は、母に会うのを拒む。「鳳凰」の危機、令子と母の確執、どっちも放っておけない灰江が打ち出す秘策とは。