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【エンタメ総合】
藤ヶ谷太輔、寡黙キャラ熱演でセリフほぼ「殺すぞ」のみ 『幸せカナコの殺し屋生活』場面写真公開
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俳優ののんと藤ヶ谷太輔が出演し、28日から配信される「DMM TV」のオリジナルドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』において、藤ヶ谷演じる桜井の場面写真が公開された。
【写真】クールな眼差しがカッコいい!藤ヶ谷太輔の“殺し屋”スタイル
今作は、若林稔弥による4コマ漫画『幸せカナコの殺し屋生活』(星海社COMICS)が原作となる。上司からのパワハラに耐え切れずブラック企業を退職した西野カナコ(のん)が待遇の良さに魅了され、殺し屋に入社。人を殺すことにためらいながらも隠れた才能を開花させ、凄腕の殺し屋へと成長していくコメディー。
カナコの相棒であり上司でもある桜井はセリフのほとんどが「殺すぞ」という、ぶっきらぼうで不愛想なキャラクター。しかし凄腕の実力を持つ殺し屋でありながら、後輩となったカナコを心配するなど案外面倒見の良い一面があったりと、さまざまなギャップを見せてくれる原作でも人気が高いキャラクターでもある。
今回解禁された場面写真はどれもクールな表情を見せる桜井だが、その表情の裏に隠されたキャラクターの深みとは。カナコと出会ったことで果たして2人はどのようなバディになっていくのか。
天真らんまんでおしゃべりなカナコとは対照的な寡黙な桜井を演じるにあたり、台本では「殺すぞ」という一言のみのセリフに加えて「…」という無言のセリフも多かったという。“無言を演じる”という慣れない演技について藤ヶ谷は、目線や仕草で細やかに演じることで意味を持たせることを特に意識したと言い、「『殺すぞ』の一言で桜井はなんとなくこういうことが言いたいんだろうなって、カナコや視聴者の方に伝わるようにしたかったですね」とコメント。
「結構難しかったです。ただそこにいるだけじゃ意味がないから、“どうして桜井はそこにいるのか”というのを言葉を使わずにどうやったら伝えられるかな、というのはすごく考えたしやってみたし、監督にも聞きました」と藤ヶ谷は撮影を振り返っているのだが、実は準原稿での桜井のセリフはもっと多かったそう。
桜井のイメージはより寡黙だと感じた藤ヶ谷が自ら監督にセリフを減らすことを提案したと言い、監督はこの藤ヶ谷の提案にすぐにOKを出したことで現在の桜井のキャラクター像までその完成度はあがっていった。過激なアクションに加えて、難しい表現までも自ら提案を重ねながらキャラクターの再現度を追及していくという藤ヶ谷のストイックな姿勢が作り上げた、桜井というキャラクターに注目だ。