【エンタメ総合】
ももクロ百田夏菜子、30歳になりケガも心配に 年齢とともに少なくなった“エビ反りジャンプ”の新しい形【インタビュー前編】

百田夏菜子 撮影:大野代樹 (C)ORICON NewS inc.


 ももいろクローバーZのリーダー・百田夏菜子が、30歳記念の初フォト&スタイルブック『えくぼは恋の落とし穴◆(=ハート) Anniversary30』(宝島社)を発売。14歳でアイドルになった少女は、グループ結成17年目を迎え30歳に。ORICON NEWSのインタビューでは、年齢とともにやることが少なくなったという百田の代名詞“エビ反りジャンプ”について、百田が考える“新しい形”を教えてくれた。



【撮り下ろしカット】超キュート!30歳になっても完璧アイドルな百田夏菜子



――まずは今回、初のフォト&スタイルブックに挑戦しようと思った理由を教えてください



【百田】お話をいただいたとき、私はこれまで写真集やスタイルブックを出したことがなかったので、まったく未知の世界でした。正直なところ、私は自分のことを誰かに伝えるのが少し苦手で、不安だったんです。ただ、ちょうど30歳という節目を迎え、このような貴重なお話をいただいたので、せっかくだから挑戦したいと。もしこの機会を逃したら、自分からこうした企画に挑戦することはなかなかないかもしれない…そんな思いもあり、思い切ってこの本を出すことを決めました。



――挑戦でもあったという本作ですが、自分でも色々提案されてつくりあげていった?



【百田】そうですね。スタッフさんとお話しながら、皆さんが知っている私の姿だけじゃなくて、まだ自分でも見たことのない自分もたくさん詰め込めたらいいなって思って、企画や撮影場所を提案させていただきました。



――中でも、オール私服でスタイリングしたページは“見たことがない百田さん”を垣間見た気がします。



【百田】すべて私服でコーディネートするのは本当に初めてだったので、正直ちょっと照れくささもありましたし、手探りの部分も多かったですね。今回のスタイルブックでは、これまで挑戦したことのない新しいスタイルを取り入れたいと思って、普段なら「これはちょっと派手すぎるかな?」と控えめにするような服も、思い切って大胆にコーディネートしてみました。普段のプライベートとは違う、スタイルブックだからこそできる着こなしに挑戦するのは、とっても楽しかったです!



――メンバーカラーである真っ赤なワンピースもありましたね。



【百田】持っていたんですけど、実はプライベートで一回も着たことがなくて(笑)。もったいないなって。めちゃくちゃかわいくて着たいって思ったけど、どこに着ていこう…?みたいな。買った時はバカンスとかで大胆にいきたいなって思ってたけど、やっぱりそんな日がなくて(笑)。洋服見てテンション上がって、理想を膨らませるんですけど、実現させられることもすごく少ない。だからそんな気持ちをいっぱいこの本に込めました!



――ほかにもいろんな企画もあり、たくさんのシチュエーションで撮影されていましたが、一番大変だったのは?



【百田】…私服ページかも(笑)。やっぱ自分の私服、アクセとかもバックとかも含めて本当大荷物だったんです!さらに未知だったので、準備に時間もかかりましたし、気持ち的にも大変でした。でも、終わってみたら楽しかったですね。



――水の中での撮影もあったそうですが…。



【百田】朝イチでの撮影だったんですけど、「やったー!プール入れる!」みたいな気持ちで楽しかったですね。セッティング待ちですとかいう時は、プール泳いで遊んでました(笑)。



――三点倒立のカットも懐かしいですね。



【百田】実はまだできるぞ!っていうアピールも込めて(笑)。最近あんまりやる機会がなかったんですけど、アクロバティックな動きとかポーズっていうのを模索していた中で「私、三点倒立できます!」って手をあげました!



――ご自身から提案されたんですね(笑)。



【百田】静岡のど真ん中で三点倒立っていうのは、私もやってみたいなって思って(笑)。結果的に、中表紙カットになりました。



――いい意味で全く30歳に見えない姿から、30歳とは思えない深みのある表情をされている姿まで、すごくふり幅がある作品になっていると思いました。この1冊を通し改めて自分と向き合ってみてどんなことを感じましたか。



【百田】今回の撮影で切り取られたカットを見て、「こんな自分がいるんだ!」と驚くくらい新鮮な瞬間がたくさんあって。こうやって作品を通して自分と向き合い、新しい自分を発見できたことは、本当に幸せな時間でした。今回、最初と最後のページを手書きで書かせていただいたんですけど、そのとき「1冊を通して自分と向き合う」感覚があって。そこで改めて思ったのは、私はやっぱり“笑顔”が大好きなんだなと。自分が笑っている姿が好き、というのもありますが、でもそれだけじゃなくて。これはどんなジャンルのお仕事をしていてもそうなんですが、これを見て誰かが笑顔になってくれることを想像しながら作品をつくるのが、すごく好きなんです。



――30歳記念のスタイルブックとなりましたが、年齢を実感することは?



【百田】何かに挑戦するまでに考えることが何項目か増えたなって思います。やっぱり昔はそんなの全部飛び越して、とりあえずやっちゃうということが多かった。ただがむしゃらに走り始めていたものが「ちょっと待って、1回ストレッチしないと怖いかも」とか、「明日ライブだから怪我しないかな」とか、考えるようになりました。



――百田さんの代名詞である“エビ反りジャンプ”も最近やる機会が少なくなってきているとか。



【百田】そうなんです。ファンの方にも包み隠さず「腰痛いんですよね」って言っています(笑)。でも、例えばここから年を重ねてった時に、新しい形のエビ反りジャンプもありなのかなとか。



――新しい形とは?



【百田】全然浮いてないとか、おなか側を反る“逆”エビ反りジャンプとかね(笑)。なんかそういう変化も、続けてったらありなのかなと思ってます(笑)。



■プロフィール

百田夏菜子(ももた・かなこ)1994年7月12日生まれ。静岡県出身。

アイドルグループ・ももいろクローバーZのリーダー。音楽活動のほか、ドラマ、舞台、バラエティー番組、モデルなど多方面で活動している。24年7月には30歳を記念して、バースデーライブを開催。初のソロアルバム『ビタミンB』をひっさげたソロツアーを開催中。

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