【エンタメ総合】
佐々木蔵之介&二階堂ふみ、共演した一風変わったドラマは”手探り” 「ドキュメンタリーに繋いでいく感覚で」

9日放送『テレビ東京開局60周年特別企画 未来を創れ!若きプロフェッショナル ニッポンの挑戦者たち』に出演する(左から)佐々木蔵之介、二階堂ふみ(C)テレビ東京


 俳優の佐々木蔵之介と二階堂ふみが、9日に放送される『テレビ東京開局60周年特別企画 未来を創れ!若きプロフェッショナル ニッポンの挑戦者たち』(後8:50)に出演。この度取材に応じ、本番組のドラマパートについて語った。



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 本番組は、佐々木と二階堂をナビゲーターに迎え、テレ東で2024年に3回放送されたJAPANプロジェクトの第4弾。今回は日本の未来をつくる「若き力」に注目。世界が熱狂するJAPANコンテンツ・ウルトラマンの“舞台裏”。未来の起業家の育成を目指し全国から“希望の種”が集まってくる学校の挑戦。さらには売上高470億円に迫るテンポスホールディングスのトップを務める“破天荒社長”が仕掛けた後継者レースの現場に密着。創業130年を超えるかまぼこ店を継いだ“素人社長”との対談から「挑戦のヒント」を見出す。取材ドキュメントパートとオリジナルドラマで構成する挑戦的な番組となっている。



 この日は取材前に収録を終えての参加となった2人。第1弾につづきドラマパートでは、2084年から現代に「日本経済再生計画」を完遂すべく送り込まれてきた2人のエージェントに扮する。



 佐々木は「普通のドラマとは違う不思議な感覚で、今回も演じました。撮影が進むにつれ、そうだそうだ、と」と徐々に蘇った感覚を思い出し笑いを漏らしながら、「60年後の未来から来た人間、しかも日本経済のことを考えながら演じるって、普段のドラマとは違う文脈、思考で演じたので、それは新鮮でした」とこの日の収録を振り返った。二階堂は「私は初回の撮影が去年の3月とかで、もうあの不思議な空間からもうすぐ1年が経とうとしてるんだなと思って、時が流れるのは早いなと思いながらやってました」と時の流れを実感。



 「自分のキャラクターすらも忘れかけてました」と笑みをこぼしながら、「でも、二階堂さんがいてくれることによって、ああ、そうだそうだって思い出せました。助かったな、1人じゃなくてよかったなっていうのはありますね」と佐々木が二階堂の存在に救われたことを明かすと、二階堂も「本当ですか。それはもうこちらも同じくでして。そうだそうだ、と思いながら、手探りで」と佐々木の言葉を引用して同意した。



 昨年の撮影についても佐々木は回顧し、「前回はもっと異質というかスペシャルな空間で撮影させていただきました。お互いどういう設定でやったらいいんだろう、そしてキャラクターの名前も諸星と安縫で、これが今後どう繋がるのか、って話しながら」と二階堂とともに戸惑いの中で進めていったと告白。「見事に今回で繋がりました。(佐々木演じる)諸星はここでこう完結するためのものだったんだって、今日思いながら、演じていましたね」と改めてこの日の撮影中の心境について明かした。



 二階堂は「思い出す余裕もないまま引き出していただいていていってたような感覚です」とし、「準備する時間はたくさんあるはずなのに、なぜかバタバタなんですよ、この現場」と苦笑。「別に嫌味じゃないですよ」とフォローしながら、「だから、そもそもどういう設定だったんだっけこれ、みたいなのを追いながら、追体験のような感覚もあったんです」と語る。「そこは1番最初に打ち合わせさせていただくときとかに佐々木さんが、これはこういうことの解釈でいいんですか、っていう風にいろいろ聞いてくださっていたんで、そこでヒントをいただいたりしてました」と佐々木のリードがあったことを明かした。



 2人ともに”不思議”と表現したドラマパートは「真正面からこの設定をやるには、自分は追いつけていない」と吐露した佐々木。「なかなか新鮮ではある。わからへんけど、やってみる」とし、「ドラマがあくまでも緩衝材として、ポイントポイントで入り、新たなトピックへの橋渡しとなり、次へと繋がっていく。ドラマパートが入ることによって視聴者のみなさんに身近に感じてもらい、この番組全体を楽しんでいただければ」と“不思議”なドラマパートの意義を語った。



 二階堂は「己の力のなさを感じるばかりで、頑張らなきゃなと思いました」とドラマパートの難しさを痛感。「ふわっと進む」と笑いをこぼし、「今日もふわっと進んでたので。本番組においては「この現場も非常に挑戦的な現場だったと思うので、皆さん手探りながらの現場だったと思います。非常に刺激的でした」と刺激を受けたことを明かした。



 さらに佐々木はドラマパートについて「箸休め」と表現。「ドキュメンタリーパートは、挑戦者の方たちの情熱だったり、目標や夢に向かって突き進んでいかれる姿を追っていると思うんで、ドラマパートではいっぺん箸休めで、休憩してもらって次に繋いでいくみたいな感覚でやっています」と番組の緩急を作るパートだとしたものの、「それでいいのかどうかはわからないですけど」と笑いをこぼす。ここで二階堂が「あ、でも私もそう思ってました」と共感すると、佐々木が続けて「ね。ここは本当に血の通うというか、いろいろやってらっしゃるとこなんで、うまく繋げられればなとは思っています」とアピールした。

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