【エンタメ総合】
100インチの巨大スクリーンがある家、近所の人が店と勘違い→驚きの利用方法に【住人十色】

8日放送『住人十色 』より=映画館カフェとして営業しているシアタールーム(C)MBS


 俳優の駿河太郎、三船美佳がMCを務めるMBSテレビ『住人十色』(毎週土曜 後5:00~5:30)の3月8日放送回では、夫妻の趣味をとことん追求し、中古物件をリノベーションした家が登場する。



【番組カット】元工務店の駐車場と事務所スペースの壁を取り払った大きなワンフロア



 住人(アルジ)は2人暮らしの夫妻。3年前に大阪市城東区蒲生四丁目、通称“がもよん”に引っ越した。延床約190平方メートルもある家はもともと、築50年の工務店兼住居だった建物。家の中に入ると、約42帖の開放感抜群の空間が広がる。工務店の駐車場と事務所だったスペースの壁を取り払い、大きなワンフロアにリノベーション。床は土間で、土足で入れるようになっている。



 そんなスペースには、100インチの巨大スクリーンがある。夫妻ともに大の映画好きで、しかもリノベを始めた3年前はちょうどコロナ禍。そこで元工務店の広い空間を生かして、靴を履いたまま映画館気分が味わえる本格的なシアタールームを作った。現在は、実際に映画館カフェとしても営業。「土間シネマ」という名前で、週5日、映画を上映しながら、営業時間外は夫妻でリビング兼シアタールームとして使っているのだという。



 大阪市内の賃貸マンションで暮らしていたアルジ夫妻。結婚後、新居を構えようとしていたタイミングで、妻の大叔父から建物を譲ってもらえることになった。だが、2人で暮らすには広すぎたため、本格的なシアタールームを作ることにした。そんなある日、夫が1人で映画を楽しんでいたところに、近所の人が店だと勘違いをし、家に入ってきたという。さらには「私も映画を見たい」と一緒にシアタールームで映画を鑑賞することになった。



 そんな出来事から、「みんな映画が見たいんだ」と夫は一念発起し、事業計画書を作成して妻にプレゼン。そして承諾を得ると、会社を辞め、自宅の1階を映画館カフェとしてオープンしたのだった。だが、この映画館カフェは住居としてリノベーションをしたあとに、映画館として営業を始めたので1階のカーテンは全て防炎のものに買い替え。さらに避難口誘導灯や消化器、火災報知器などを設置する必要があったため、追加コストがかなりかかってしまったという。



 生活のメインスペースは2階にある18帖のリビングダイニングキッチン。賃貸マンション時代に2人ともコロナに感染して大変だった経験から、何かあっても別々で生活できるよう、1階と2階それぞれにキッチン、浴室、トイレを設けていたことが、映画館になって役に立っている。とはいえ、真下が映画館なので物音を立てないよう、妻は映画の上映中は2階の洗面室で過ごしているが、「待機室兼Barな感じ」と本人は気に入っているそう。



 映画館になった家に住んでみて、夫は「すごくいい意味で、何でこんなことになったんだろうって思ってるんですよね。普通にサラリーマンをしてたら体験できないことを自宅でできてるっていうことは、すごく楽しいですね」と語る。

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