
【エンタメ総合】
“卵子凍結”治療めぐる兒玉遥の主張に病院側が声明「事実とは異なるもの」 男性医師が担当した経緯を説明

元HKT48で俳優の兒玉遥(28)が、自身のXでABEMAの番組『ダマってられない女たち』内で放送された“卵子凍結”の治療をめぐって、病院の配慮不足を訴えたことを受け、病院側が6日までに公式サイトで声明を発表した。
【写真】卵子締結巡り…病院側の対応について意見を記した兒玉遥の声明文
番組では卵子凍結を決断した兒玉に密着するという内容だったが、放送後に兒玉は、女性の医師に診察してもらうことを希望したものの、最終的に自身の希望が通らなかったことなどを自身のXで長文のメッセージとともに主張。「手術自体は無事で、高水準の医療を受けられたことには感謝しています。しかし、『自費で受ける医療でありながら、女性医師を選ぶことができなかった』という点においてはどうしても納得がいきませんでした」とつづっていた。
この訴えを受けて、兒玉が受診した六本木レディースクリニックは6日までに公式サイトで声明を発表。「当院は、患者様に最善の医療を提供するため、医学的観点に基づいた適切な対応を行ってまいりました。しかしながら、本件に関する発信内容からは、医師の説明や方針が兒玉様および番組の企画制作を担われた株式会社AbemaTV様に十分にご理解いただけなかったものと受け止めており、この点は大変残念に思っております」と記した。
さらに、男性医師が担当するに至った経緯については、番組側から密着取材の申し出を受けた際に、治療の難易度やインターネット番組での放映による影響を慎重に考慮した結果、「今回の治療は小松院長(男性)が対応すること」「女性医師の対応を希望する場合は、密着取材は見送り、他院での治療をご検討いただくこと」の条件を提示していたと明かした。
その上で「この方針については、番組制作会社を通じ、複数回にわたり兒玉様にお伝えしており、また、兒玉様よりご了承いただいた旨、番組制作会社よりご報告を受けました。その後、治療開始にあたり、2025年2月に兒玉様ご本人との顔合わせの場を設け、小松院長が担当することについて小松院長本人より再度説明させていただき、兒玉様よりご了承をいただいております」と伝えた。
しかしその後、制作会社から担当医師を女性医師へ変更できないかとの打診が複数回あったといい「しかし、卵胞の育成途中での担当医変更は異例であり、特に育成が困難な症例では医師の交代が治療の成否に影響を及ぼす可能性がある為、当院としては対応できない旨をお伝えしてまいりました。ただし、採卵手術直前になってもなお女性医師への変更希望があった為、手術前日に小松院長より兒玉様のマネージャーに連絡し、ここまで計画通りに卵胞育成もできているため、採卵手術を女性医師で対応することも可能であることをご案内しました。しかし、マネージャーより、兒玉様ご本人は急な担当医変更に不安があるため、小松院長に引き続き採卵手術をお願いしたいとご意向をいただき、予定通り、小松院長が採卵手術を担当いたしました」と手術までの経緯を詳細に記した。
こうした事実を踏まえ、同院は「当院では、初回の説明の段階から、女性医師が担当できない旨を明確にお伝えしておりました。しかしながら、撮影前日になって当院が急に女性医師の対応が困難であると伝えたかのような発信がされている点については、事実とは異なるものと考えております」と強調した。