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1話から驚愕展開!ラブコメから復讐劇まで…今韓国で話題の新作韓ドラ3選【ハングクTIMES Vol.195】

『埋もれた心』(C)2025 SBS & Studio S. All rights reserved.


新作が盛りだくさんの今期の韓ドラ界。日本でも続々配信が始まり、何を観ようか迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、1話から驚愕展開!ラブコメから復讐劇まで…今韓国で話題の新作韓ドラ3作『埋もれた心』、『あいつは黒炎竜』、『魔女-君を救うメソッド-』の3作をご紹介します!



【写真】横顔が美しすぎるパク・ヒョンシク



■『埋もれた心』



1話から衝撃展開で大きな話題を呼び、4話ですでに視聴率10%超えを果たしているのが、パク・ヒョンシク主演作『埋もれた心』。本作は、大財閥大山(テサン)グループの会長秘書室で働き、会長からの信頼も厚く、順風満帆な人生を送っていた主人公のソ・ドンジュが、ある裏切りから大きく人生を転落させ、その自分を墜落させた者たちへの人生を賭けた壮大な復讐劇。



韓国では地上波のSBSで放送中なんですが、序盤から、本当に地上波で放送してるのかにわかに信じがたい、かなり攻めた濃厚キスシーンや、過激シーンの連続で、SNSなどでも大きな話題をさらっている本作。ヒョンシクの大変身っぷりに、序盤から心つかまれるのもさることながら、ストーリーの方もこれまた1話から吸引力抜群!



公式サイトにあるいわゆる“あらすじの本筋”には、3話くらいまで全くかすりもしないストーリーが展開するんですが、復讐劇なのか、財閥ドロドロドラマなのか、はたまた大人メロドラマなのか、とにかくどこに転ぶのか全く予想できない展開が続いていきます。そして1話ラストで「は!?」と、思わず前のめりになってしまう衝撃展開もアリで、確信しました。“コレは絶対に面白い”と。



久しぶりにめちゃくちゃ重厚感ある復讐劇がキタと思ったら、本作、チャン・ヒョク主演の、こちらも男の愛と復讐の物語『カネの花~愛を閉ざした男~』を手がけた脚本家の新作なんですよね。本格復讐劇を執筆してきた脚本家さんだけに、これは久しぶりに韓ドラらしさあふれるドロ沼なリベンジ劇が展開しそう…!



そしてそして、ヒョンシク演じるドンジュがまた、めちゃくちゃ心をつかんでくるんです…!復讐劇って、主人公に感情移入できるか否かって、結構肝だと思うんですけど、ドンジュの立場がもう、切なくて苦しくて、「いいぞ〜もっとやれ〜〜!!」という気持ちにさせてくれる。悲しみをまとう孤独なヒョンシクの瞳にすっかり魅せられてしまうのです。



大人の色気満載なんですが、“狙ってやってる感”が全くなく、うちから滲み出てくる自然な哀愁がまた、たまらなく良いのです…!ヒョンシクにラブコメのイメージがある人こそ、これはギャップにやられてしまうはず。



1話序盤はややお堅そうな雰囲気&メロ展開が多めなのですが、1話ラストで確実に心つかまれますので、絶対に序盤で諦めてはいけません!!予測不能なストーリーに、沼ハマり必至の、今絶対に観るべき激推しの新作です。



▼配信情報

『埋もれた心』ディズニープラスで独占配信中



■『あいつは黒炎竜』



本国視聴率はそんなに高くないものの、YouTube、インスタグラムなどのSNSを統合したマテリアルヒット数(1月6日~2月16日)では、昨年大ヒットを記録した『ソンジェ背負って走れ』を超える6260万ビューを突破して、まさに今熱い人気を誇っているのが、『あいつは黒炎竜』。



本作は、20年以上も前にオンラインゲーム上で出会い、初恋同士となりお互いを「黒炎竜」「苺」と呼び合う仲だった2人が、職場の上司と部下として再会することからはじまるラブコメディ。漫画原作の王道ど真ん中ラブコメ!という感じで、ぼ〜っと観てても、絶対に面白さがわかるやつなので、頭空っぽにして観られる手軽さも良きです。



ヒロインのスジョンを演じるのは、『愛と、利と』では抜群の演技力で魔性の女を演じて、私たちをヤキモキさせてくれたムン・ガヨン。やはり『女神降臨』しかり、ムン・ガヨンがヒロインのラブコメは面白い!



序盤からしっかりコメディエンヌっぷりを発揮していて、ポロッと放つ鬼失礼な一言に、めちゃくちゃ笑わせてもらっています。竹を割ったような性格で、働くヨンソン百貨店では“本部長キラー”と呼ばれ、上司でもガンガン意見を言うし、セクハラをする上司の腕は折るしで、もう見てるだけでスカッと痛快…!“オタクで何が悪いの?”“好きなものがたくさんあるのはいいこと”というスタンスで、オタクを全肯定してくれるのも、ジュヨン同様、オタクとしてはキュンとくるポイントです。



そしてそんなスジョンのお相手、財閥御曹司のジュヨンには、『二十五、二十一』でブレイクしたチェ・ヒョヌク。オンの時は、パリッとスリーピーススーツを着こなし、メガネでキメた知的なイメージながら、チョコミルクを愛する甘党というギャップ萌え満載なキュートキャラ(笑)。さらに漫画好きで、ロック好きで、アニメオタクでちょっぴり厨二病という、ゴリッゴリのオタクってのがまた面白い…!最愛のバンドボーカルに偶然出くわしたときも、ヒロインに代わりにサインもらうところを陰でときめきながら見つめてたりする乙女な一面もあって、クスッとさせられます。



さらにヒロインの上司だけど“年下男子”ってのがまた良い…!グループの後継者として認められるために孤軍奮闘する“財閥あるある”な切なさもありで、いい意味でのか弱さ、繊細さも持ち合わせていて、守ってあげたくなること必至!



そして“良いドラマはサブカップルが最高”の韓ドラの掟通り、サブカップルがまた超絶魅力的なのも見どころ。ハジン(イム・セミ)とシンウォン(クァク・シヤン)の、ピリッとスパイスが効いた大人なロマンスにも注目です。とにかくラブコメ好きの好きなものぜーんぶ詰まってるので、王道ラブコメ好きは今すぐ直行してください!



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『あいつは黒炎竜』U-NEXTにて独占配信中



■『魔女-君を救うメソッド-』



視聴率はそんなに高くないんですが、本国ドラマオタの間で、じわじわ話題になっているのが、『魔女-君を救うメソッド-』。『ユミの細胞たち』シリーズで“ユ・バビシンドローム”を巻き起こしたパク・ジニョン(GOT7)の主演最新作なので、バビに沼りまくって無我夢中でペンライトを振っていた筆者としては、観る以外の選択肢がなかった本作(笑)。しかも、大ヒットを記録した『ムービング』や、『照明店の客人たち』の原作・脚本を手がけた漫画家・カンフル(Kang Full)の同名のウェブ漫画が原作ってのも、“ハズレなし”を確信させられるポイントですよね。



本作は、彼女のことを好きになった人は不運になるという噂を持つ「魔女」と呼ばれる女性ミジョン(ノ・ジョンウィ)と、ミジョンに思いを寄せながら彼女をめぐる不運の法則を破ろうとする男性ドンジン(ジニョン)が繰り広げるミステリーラブロマンス。



ミジョンを好きになる人は皆、転んで怪我をしたり、車にぶつかったり、崖から落ちて死んだりすることが連発。「彼女の周りで不可解な事件が起きる」と、人々から不吉な存在とみなされたミジョンは、心を閉ざし、学校を去ってしまいます。それから10年後、優秀なデータアナリストとなったドンジンは、ミジョンをめぐる偏見を解くために奔走していきます。



本作、実は4話時点でも、主人公ミジョンとドンジンが一度も同じ場面で並んで出てくることがないんです。ドラマオタからは、「2人の会話の場面はいつですか…?」というコメントがあったりするほど(笑)。それほどロマンスというよりは、かなりミステリーに近いストーリーが展開していて、データでは説明できない不可思議な出来事がなぜ連発するのか、少しずつパズルのピースを集めていく感覚がサスペンスオタにはたまらんのです…!なにげない会話の中にも小さな伏線が隠れていそうなので、一瞬たりとも目が離せません。しかもミステリーながら濃厚な人間ドラマも絡んでくるあたりが、やはりさすがカンフルの漫画原作!という感じ。



そしてジニョンですよ。真面目で、知的で、思慮深いドンジンのキャラが、これ以上ないほどにどハマりしている彼。今のところロマンスシーンがないのに、表情だけでここまで切実に「好き」の想いが伝わってくる彼の表現力の凄みたるや…。改めて彼の演技の深みを実感させられます。



小さなコミュニティの中での謎解きや、同級生たちの絡み合う人間ドラマが、昨年話題をさらった『白雪姫には死を~BLACK OUT』っぽさもあるので、これはサスペンス好きにはたまらないはず。ロマンス期待で観るとちょっと物足りないかもしれませんが、考察好きやミステリー好きに猛烈におすすめしたい一作です。



■配信情報

『魔女-君を救うメソッド-』

U-NEXTにて独占配信中



(文:Dramawriter Nana)

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