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MBS森本栄浩アナ、声で「甲子園のスタンドにご案内」予告 センバツ決勝で初の「解説放送」

毎日放送(MBS)は、3月30日放送の『第97回選抜高校野球大会』(センバツ高校野球)決勝戦で、同局高校野球中継で初となる「解説放送」を実施する。午前11時50分~生放送、雨天など順延の可能性あり。
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センバツは1924年に始まり、今年97回目。高校野球ではおなじみのプラカードを掲げての入場行進、校旗掲揚や校歌斉唱、ユニフォームの背番号はセンバツから生まれた。
MBSは、1952年にラジオ、59年にテレビで初めて試合を中継。以来、CSのGAORAや、ハイライト番組などで、高校球児の熱戦を伝えてきた。今大会では準決勝以降、アルプスリポーターに元プロ野球選手の杉谷拳士が登場、スマートフォン撮影の映像を活用するなど、より立体的な表現を目指す。
解説放送は、テレビ放送のユニバーサルサービスで、おもに聴覚障害者に番組をより楽しんでいただくために、映像に関する説明(出演者の表情、情景描写など)を、副音声によるナレーションで伝える放送サービス。ナレーションが加わり、さらに広くセンバツの魅力を届ける。
■森本栄浩アナウンサーコメント
ラジオとは違う、テレビの画面がとらえたリアルな映像を、適切な、わかりやすい言葉で表現します。特に勝負が懸かった場面では、選手の真剣な表情、緊張感に満ちた球場の雰囲気、見守る応援団の熱気などを余すことなくお伝えします。またスロー再生の場面では、プレーをきっちり振り返って、解説者に丁寧な説明をお願いします。いつの時代も変わることのない球児たちの熱い思いを、高校野球の面白さを、臨場感たっぷりにお伝えしたいと思っています。皆さんを甲子園のスタンドにご案内するつもりで、実況します。ぜひ、選手たちを応援してあげてください!
■北門康起プロデューサーコメント
高校野球の全国大会が始まってから100年以上が過ぎ、「春のセンバツ」も3年後には100回大会を迎えます。直近30年でも、1日3試合制実施や、21世紀枠の創設、投手の「1週間500球」ルールやタイブレークの導入など、時代に応じてさまざまな改革が進められてきました。毎日放送としても、高校野球の伝統は継承しながら放送を進化させていきたいと考えております。少しでも多くの方に、高校野球の、また選抜大会の魅力を感じていただきたく、今春決勝戦の解説放送を実施することにいたしました。高校ラグビーで実施した解説放送のノウハウをアップデートし、スタッフ一体となって中継いたします。憧れの聖地で躍動する球児たちはもとより、地元地域やスタンドと一体となった晴れ舞台の中継をお楽しみください。