【ゲーム】
Niantic『ポケモンGO』事業を売却 サービス継続で今後の展望明かす「次の10年に向けて」
大人気ゲーム『ポケモンGO』などのゲームアプリ開発で知られるNiantic（ナイアンティック）社が12日、同ゲームなどをモバイルゲームで業界をリードするScopely社（スコープリー）へ売却することを発表した。売却額は35億ドル。今後もサービスを継続することなど、詳細は『ポケモンGO』公式にて説明された。
【写真】マジかよ…『ポケモンGO』売却！村井説人ナイアンティック社長
『ポケモンGO』の公式サイトでは、「次の10年に向けて」と題して、「Nianticで『Pokemon GO』チームのリーダーを務めているエド・ウーです。これまでこのような形で私からお伝えする機会はありませんでしたが、今回は私たちの大切なゲームの未来に関わる重要な内容ですので、直接ご報告させていただきます。『Pokemon GO』は、世界各地に優れたチームを持ち、さまざまなモバイルゲームで業界をリードするScopely 社（以下：スコープリー）のもとに拠点を移すことになりました」と報告。
「私たちにとって、トレーナーの皆さんにこのゲームの長期的なビジョンをご理解いただき、将来を楽しみにしていただくことはとても大切なことです。そこで、なぜスコープリーとのパートナーシップが皆さんと 『Pokemon GO』の未来にとって前向きな一歩となるのかをお伝えします」。
・スコープリーが『Pokemon GO』のコミュニティとチームを高く評価していること：スコープリーの一員となった『Pokemon GO』は、現実世界でポケモンと出会い、人々が一緒に探索を楽しむというミッションをこれからも大切にします。そして、次の10年だけでなく、その先の未来まで成長・発展し続けると信じています。スコープリーとの新しいパートナーシップ、そしてポケモン社との10年近くにおよぶパートナーシップにより、私たちはこの長期的なミッションを継続することができます。そして、スコープリーは、私たちのミッションと『Pokemon GO』の最高の体験を作り続けるというチームの目標に賛同しています。そのため、これからも素晴らしいゲーム体験を提供できるよう、チームをサポートし、リソースを提供してくれます。詳細については スコープリーのブログをご参照ください。
・『Pokemon GO』のチームがこれまでのように一緒に開発を続けられること：長年このゲームを一緒に開発してきたメンバーが、これまでずっと愛情を注いできたこのゲームをこれからもさらに進化させていきます。この数年の間、「レイドバトル」や「フレンド機能」、「GOバトルリーグ」、「ルート」、「マックスポケモン」、そして「GO Fest」を始めとしたライブイベントなど、これまで多彩な機能や体験を提供してきました。これからも進化を続け、新たな魅力を提供し続けます。これらを実現するため、スコープリーは、チームが自律性と必要な権限を持ち、製品ロードマップの実現に情熱を込め、最高のプレイヤー体験を提供できるようにサポートを行います。このアプローチはNianticのゲームにとってとても重要です。スコープリーのリーダーたちとの対話を通じ、彼らが各ゲームの自主的な開発と創造的な成長をどのようにサポートしているかを学び、『Pokemon GO』の未来の成功について強い確信を持ちました。
・ゲームに特化したより大きなチームの一員となること：スコープリーのゲーム開発に特化した長期的な視点は、『Pokemon GO』の未来に良い影響を与えます。また、スコープリーが非公開企業であることは、トレーナーの皆さんにとって最善なことを優先できるというメリットでもあります。『Pokemon GO』が持つ規模、長期的なミッション、現実世界のコミュニティがこのゲームを特別なものにしているという点で、スコープリーと私たちの考えは一致しています。
最後に「ポケモン社とのパートナーシップは、私たちにとって本当に特別なものです。ゲーム開発の初期から、モンスターボールの挙動を一緒に細かく調整してきたりなど、何年もの間、日々一緒に歩んできました。ポケモン社の持つ知見とアドバイス、そして「現実世界でポケモンに出会い、一緒に探索する」という両社に共通するミッションの実現に向けた様々な取り組みに、心から感謝しています。ポケモン社との約10年にわたる絆はこれからも変わることなく続きます。『Pokemon GO』は、常に進化し続けるゲームです。これからも、私たちがゲームを作り、進化させていくことに変わりはありません。そして、皆さまにより良い体験を提供し続けます」と伝えた。
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