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【ネタバレあり】浅沼晋太郎、『仮面ライダーガヴ』で夢が実現 長い間言えずに「つらかった…!」

『仮面ライダーガヴ』酸賀研造役の浅沼晋太郎 (C)2024 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映


 脚本家、演出家、声優などさまざまな分野で活躍する浅沼晋太郎。現在放送中の『仮面ライダーガヴ』では、怪しそうに見えて、やっぱり怪しかった酸賀研造を演じている。そんな酸賀が23日放送の第27話「酸いも甘いも焦がす程」で仮面ライダーベイクに変身する。ORICON NEWSでは、浅沼にインタビュー。『機界戦隊ゼンカイジャー』のジュランの声としても知られる浅沼に出演の反響や変身した思いなどを聞いた。



【動画】浅沼晋太郎が『仮面ライダーガヴ』で演じる酸賀研造が変身する仮面ライダーベイク



■いつも側には仮面ライダーやスーパー戦隊 過去にショーで“中の人”にも

――まずは『仮面ライダーガヴ』出演の反響からお伺いできればと思います。

【浅沼】まず「声の出演じゃないの?」「生身!?」という声が1番多かったようです。本来は、舞台に立ったり、少ないながらも映像やMVに出演してきて、声優歴よりも俳優歴の方が長くて。ですから自分としては抵抗感も違和感もなかったんです。ある程度は予想していましたけど、特撮好きな方にとって僕は、やっぱり『機界戦隊ゼンカイジャー』のジュランや『ウルトラマンジード』のゼナのイメージが強い。どうしても声優という認識しか持たれていないんですよね。それをうまいこと利用したエピソードがありまして。最初のキャスト発表の時に、僕のことも合わせて発表したいと提案されていたんですけど「出てくるのは3話からだし、変身するわけでもないので、発表はしなくてもいいんじゃないですかね」とお返事したんです。ただ、僕のファンにも第1話から見てほしいので、と。そうしたらプロデューサーがいいアイディアを思いついてくださって。放送直前の番宣番組「スタートアップ!仮面ライダーガヴ」のナレーションをするのはどうだ、と。そうすると、僕が声優としてナレーションをするのは普通のことだし、番宣番組のナレーションをした人間が「1話から見てね!」と勧めても不自然じゃない。で、結果「ナレーションだけかと思ったら出てんのかい!」というサプライズになりました(笑)。



やっぱり反響は大きかったです。同業者でも特撮が好きな声優、俳優が多いんですが、みんな驚きのリアクションでした。僕が所属するユニット「bpm」の元メンバーに、谷口賢志がいるんですけど。彼は『ゼンカイジャー』の時も、今回の『仮面ライダーガヴ』の時も、僕が出演する旨を伝えると、気持~ち先輩かぜを浴びせてくるんです(笑)。しかも彼、仮面ライダーにいたっては仮面ライダーアマゾンアルファと仮面ライダーファルシオン、2つも変身してますから、とんでもない奴ですよね。僕はウルトラマンには変身していないので、万が一変身したらきっとまた先輩かぜを浴びせられます(笑)。



僕は東映で育ってきたところがありまして、やっぱり思い入れがあるのはスーパー戦隊と仮面ライダーなんです。小学校も高学年になると、キン肉マンやビックリマンに夢中でしたが、時が経ってからまた特撮に触れるきっかけができて。それがアクションショーのアルバイトなんです。高校時代から『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『五星戦隊ダイレンジャー』『忍者戦隊カクレンジャー』『超力戦隊オーレンジャー』ぐらいまで、スーツアクターの仕事の一貫として特撮を見るようになりました。当時は仮面ライダーのテレビ放送がなかった時代で、その代わりメタルヒーローシリーズの『特捜エクシードラフト』『特捜ロボ ジャンパーソン』などが放送されていました。後楽園ゆうえんちに野外劇場があって、ジェットコースターの先頭にレッドが乗る演出があった時代ですね。



その後、大学時代にはラジオドラマの脚本の仕事なんかもしてたんですけど、ショーの脚本もお仕事で回ってくるようになって。そこからほどなくして、自身の体験を元に、ショーの舞台裏を描いた演劇作品を作ったんです。その時、出演者たちにアクションショーを口で説明するのがとても難しく、面倒だったので(笑)、「入った方がわかりやすい。実際にやってみよう」と言って、お世話になっていたショーチームに連絡して役者たちを派遣し、僕も保護者としてついて行って、ミキサー(音楽やSEを出す仕事)をやったり、久しぶりにアクターをやったりしてました。そのタイミングで再び仮面ライダーに触れたんです。それからまた時が経って、30歳で声の仕事をするように。いつだったか、甥っ子が仮面ライダーのベルトを欲しがったんですよ。おじさんとしては、なんとしても手に入れてやろう、と。『仮面ライダーオーズ/OOO』のベルトだったんですけど、仮面ライダーのベルトがこんなに手に入らないものになっていたなんて知らなくて(笑)。パーソナリティをやっていたラジオで「都内のおもちゃ屋さん、電気屋さんなどでベルトが売っているのを見つけた方、ご一報ください」と職権濫用もいとわずに言ったんです(笑)。そうしたら、当時やっていたSNSに報告のコメントが来て。仕事終わりにお店に駆け込んで「本当だ!まだ3つある」と買ったのを覚えています。



その後も、僕の演出する舞台には、特撮出身だったり、その後特撮に出演した俳優もたくさん出てくださって。つまり、折に触れて仮面ライダーだったり、スーパー戦隊にご縁があったんですよね。言うなればもう、「振り返れば東映がいる」(笑)。ですから、『機界戦隊ゼンカイジャー』で1年間レギュラーでヒーローを演じられることが、僕の中ではとてつもなく大きなことでした。今回、仮面ライダーに変身できたこと。あまりに光栄過ぎて、夢なんじゃないかと思っています。幼い頃仮面ライダーごっこに付き合ってくれた親父の墓前に、報告しに行かなきゃですね。



■念願だった仮面ライダー 酸賀らしさたっぷりの“すごく適当な変身”



――そんな憧れの仮面ライダーへの変身は、どういったものに?

【浅沼】僕の演じる酸賀研造は、『仮面ライダーガヴ』の世界の中で、とにかく異質なものでありたかったんです。ですから、およそニチアサでは表現されないであろう「変身」の言い方をずっと考えていました。その結論が、「すごく適当な変身」です。どんな悪役にとったって、自分が変身するところは大切なもの。だって見せ場ですもん。ところが酸賀という男は、それを大切にしなそうな気がしたんです。「結果が大事。過程は別に」という人だから、まるで作業のひとつのように言うんじゃないかって。プロデューサーに「こんな感じでやろうと思うんですけど」と軽く見せたら「怖い」とおっしゃって。怖いのであればこの方向性で合ってるだろう、と決めました。



――改めて酸賀はどんなキャラクターですか?

【浅沼】酸賀自身は、自分がヤバい奴だとか、自分がすごく悪いことをしているとか、まったく思っていない。演じてる僕も、すごくヤバい奴を表現してやろうと思って演じたことは今まで一度もないんです。サイコな感じではなくて、「実は身の回りにもこういう人いない?」がベースです。例えば、空気が読めないとか、リアクションが嘘っぽいとか。美味しいご飯を食べた時「すげぇ美味しい!」と言う人がほとんどだけど、ごくまれに「そうね。…まぁ、美味しいね」と言う人がいる。それをちょっとだけ誇張するぐらいで、「変わった人を演じる」というのは特に意識しませんでした。酸賀は優先順位が「人」じゃなく、「自分の興味のあること」。友だちとか恋人よりも趣味を優先する人ってたくさんいるじゃないですか。その延長線上の先、そこに振り切っている人間を演じているつもりです。あとは、酸賀は割と正直。変な嘘はつかないで、「言葉が足りないのは嘘とは言わないよね」というタイプ。ラキアに「誰から聞いた?」と聞かれるシーンで、嘘をついて別の人間の名前を挙げることだってできるのに「誰だっけ?」で済ますんです。結果的に気持ち悪いとか得体が知れないとか、「何考えてんだ、こいつ」と言う印象が与えられたらとは思いますけど、あえて狙いにはいってないですね。細かいところだと、会話の温度感やテンポをあえて相手に合わせない、みたいなことは意識しています。



――確かに絆斗が死にそうでも普通のトーンで話していました。

【浅沼】そうなんです。あとは、変身したからといって「フハハハハ!」みたいにはなりたくなくて。だからスーツをまとったキャラクターがアクションをする時にふさわしい声、というものを極力出さないようにしたんです。ラフな口調でずっとしゃべりながら戦う、というプランに。



――酸賀らしいというか…。

【浅沼】台本に書かれていないせりふをずっとしゃべり続けてるんですけど、アフレコで一緒だった知念(英和)くんや(日野)友輔が「アフレコって、こんな自由でいいんですか?」と、ちょっと面食らってて。慌てて「違う違う!これは酸賀だからこうしてんの!君たちがやっちゃ絶対ダメだよ!」って言いました(笑)。視聴者の方に、あまり観たことのないバトルシーンを観せられたらいいなと思っています。



――台本にないことをしゃべると言えば、『ゼンカイジャー』のジュランも一緒でしたよね?

【浅沼】ジュランって、めちゃくちゃ自由にやっているように見えたと思うんです。もちろん、自由にやらせていただきましたよ?ただ、周囲の期待がもたらすプレッシャーったら

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