【経済・トレンド】
アミューズ、城東警察署と大規模災害時の協定を締結 足漕ぎカヤック提供へ 大里会長「新しい防災モデル目指す」

締結式に登壇した(左から)城東警察署・山内大署長、アミューズ・大里洋吉会長 (C)ORICON NewS inc.


 芸能事務所・アミューズと警視庁城東警察署は30日、『大規模災害時における資機材等の提供に関する協定』を締結。東京・亀戸中央公園乗船場で締結式を実施し、城東警察署の山内大署長とアミューズの大里洋吉会長が登壇した。



【写真】締結式でHOBIEの必要性を訴えた大里洋吉会長



 アミューズは1950年にアメリカで誕生した燃料を一切使わない独自の足漕ぎ推進装置を持つ足漕ぎカヤック「HOBIE(ホビー)」を通じて、自然と共存するライフスタイルを提案するために、2022年よりHOBIEの日本総代理店としての事業を開始した。



 アメリカではレジャーとして使用されているHOBIEだが、転覆の可能性を限りなくゼロにした船体構造で船体にある座席に着席し、足を前後に動かすことで推進することから、初心者でも簡単に操作することができ、安定性を保つことができる。災害時の応急活動に活用できると考えて本協定を締結したと説明した。



 大里会長は「(所属アーティストが)たくさんのファンに支持されている中で、みなさんにどうやってお返しすれば良いかは常日頃考えていることです。HOBIEは乗り物として楽しいですが、それだけではなくて、万が一海辺で地震や津波など、身に危害が及ぶような状況になったときに、両手が空いていますので、被災されている人を救助するのにも役立ちます」と説明。「本協定を通じて、有事の際はHOBIEが防災の面で地域の皆様の力になることを願っています。この取り組みが全国に広がり、新しい防災モデルとして役立つことを目指して尽力します」と宣言した。



 また、「日本は海に囲まれて、水とは切っても切れない縁ですが、水遊びはなかなか普及していないというのが現状。災害時以外にもぜひHOBIEで遊んでいただきたい」とアピールし、「水を怖いものとしてではなく、共存できるものにしたいと願っています。そのための安心を届けられる存在でありたいです」と伝えた。



 山内署長は「今後とも街の皆様の命をしっかりと守るため、災害対策を実施していきます」と力を込めた。

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