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岩下志麻、夫・篠田正浩さん死去にコメント 闘病の日々明かし「悲しみと喪失の思いで胸がいっぱい」

映画監督の篠田正浩さんが25日、肺炎のため亡くなったことを受け、妻で俳優の岩下志麻(84)が28日、コメントを発表。「58年間人生を共にして参りましたの、今はただ、悲しみと喪失の思いで胸がいっぱいです」と胸中をつづった。
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岩下は「この度、夫 篠田正浩が肺炎の為、94歳で二十五日未明に旅立ちました」と報告。「この4年間パーキンソン病と闘いながらどうにか日常生活に支障はなく生活しておりましたが、今年一月に転倒して骨折をしてしまい、また三月に肺炎になりついに力尽きてしまいました」と明かした。
続けて「篠田と出会ったことによって沢山の作品で色々な役を演じることが出来ました。今の私があるのは本当に篠田のおかげだと思っております」とした上で「篠田が『僕たちは映画という魔物に取りつかれて2人で魔物退治をやってきた
ようなもの』と申しておりましたが、そんな篠田に今は感謝の言葉しかありません」と感謝の気持ちを記した。
篠田さんは1931年生まれ。1960年、『恋の片道切符』で監督となる。大島渚、吉田喜重らとともに「松竹ヌーベルバーグ」として前衛的名作を発表した。66年に松竹を退社、フリーとなり、翌67年、独立プロダクションの表現社を妻の岩下志麻とともに設立、自主制作を始めた。『『はなれ瞽女おりん』『瀬戸内少年野球団』といった名作を手がけた。