【エンタメ総合】
「あそこには近づいたらダメ」な“有馬の一軒家”を購入・再生へ ドキュメンタリー放送

『ザ・ドキュメント 廃屋REBORN』(C)カンテレ


 カンテレは、誰もが見放した廃屋を改修する建築チームに密着したドキュメンタリー番組『ザ・ドキュメント 廃屋REBORN』を、きょう28日深夜1:55~2:55に放送する(関西ローカル)。ナレーションは、南海キャンディーズ・山里亮太が務める。



【場面カット】「この世のすべての建物は直せる」と豪語 廃屋再生の様子



 日本全国の空き家総数は約900万戸に達し、ここ30年で2倍に増加するなど、各地で深刻な問題となっている。そうした中で “合同会社廃屋”を率いる建築家・西村周治氏とメンバーは、「この世のすべての建物は直せる」と豪語し、廃屋に新たな価値を見いだす。



 購入するのは、20年以上空き家だった神戸市北区にある廃屋“有馬の一軒家”。近隣から「あそこには近づいたらダメ」と言われるほど朽ち果てていた。しかし現場責任者を任された男性・丸ちゃんは、工事で再生させ、家族5人で移り住む予定だという。



 「古物が循環する社会」を目指し、解体した家から出てきた家具や食材を丁寧に磨く。完成した家の一部でリサイクルの店を開く計画もあり「ゴミになるようなものに価値を見出して使えるものに変えていく」という行動の裏には、“環境にいい”だけではない、純粋な思いがあった。



 番組ではこのほか、西村氏らが廃屋から生まれ変わらせたシェアハウスに住むアメリカ育ちの男性・ノリくんにも密着し、本当に“廃屋には価値がない”のか、身近な“ゴミになるようなもの”に眠る可能性について問いかける。



■山里亮太(南海キャンディーズ)コメント

――「廃屋」を改修する“合同会社廃屋”の半年間、ご覧になっていかがでしたか?

人生を生きていく上で何が大切なのか教えてもらえた感じがしました。正論で「これって、ないよね」で終わらせられるものは世の中にたくさんありますが、その終わらせられるものを終わらせるのではなく、その続きにどんなストーリーをやることが面白いかと考えることによって、目の前にあるすべてのことが、劇的に面白くなる。そういう人生を面白がれるヒントが廃屋チームのみなさんにあったので、自分でもやってみよう、とすごく勉強になりました。



――今まで「廃屋」に興味・関心はございましたか?廃屋を愛する人々を見て、考え方に変化などあればぜひお聞かせください!

日本の大きな問題として、空いている家がたくさんあって、廃屋がすごく危険な状態にあるということは、ニュースを通して知っていました。だからといって自分になにができるか、までは考えていませんでしたが、番組を見て、今あるものに物語を感じてちゃんと接していこうと思いました。終わったと思ったものに対して、全然終わりじゃなくて、むしろ新しい始まりなんだ、と思うクセをつけていきたいです。



――最後に視聴者にメッセージをお願いします。

今ある人生が、実はまだ倍楽しくなるチャンスがあったと、それに気づける番組です。これを見ると人生の楽しい選択肢が何倍も増えると思うので、それを体感していただければ!

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