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【RIZIN】冨澤大智「ほかのBreakingDownのヤツらと覚悟が違う」篠塚辰樹への“尊敬”とヒロヤへの期待、そして朝倉未来への思いを語る【インタビュー】

今年で10周年を迎えた『RIZIN』にとって2回目の東京ドーム大会となる『RIZIN男祭り』(5月4日)で、山本アーセンと対戦することが決定した冨澤大智。MMAのキャリアではアーセンが圧倒的だが、冨澤は会見で「あなたのこと嫌いとかではないですけど、試合当日はあなたのことぶっ殺しにいくんで。混じりっけのない殺意でお会いしましょう」と闘志をむき出しにした。
【インタビュー動画】冨澤大智「ほかのBreakingDownのヤツらと一緒にするな」朝倉未来への感謝も
BreakingDownで名前をあげ、2023年大みそかにRIZIN初参戦するも、キックルールで篠塚辰樹に実力差を見せつけられて判定負け。しかし昨年の大みそかには三浦孝太にMMAルールで1ラウンドKO勝利した。そして、ファイターとしての真の姿を証明すべくアーセンとの試合に臨む。ORICON NEWSでは、会見直後の冨澤にインタビューを行った。
■山本アーセン戦は「倒されたらずっとボコボコにされて、倒されなければ僕が100%勝つ」
――東京ドームで行われる『RIZIN男祭り』の会見に参加されましたが、緊張しましたか?
【冨澤】会見は慣れているつもりだったんですけど、今回はすごく緊張しました。東京ドームはずっと憧れがあって、小学生の時は野球をやっていて何度も来たことがありましたし、格闘家になってからもずっと試合がしたいと思っていて、YouTubeチャンネルのヘッダーを東京ドームの写真にしているんです。格闘技を始めて6~7年が経って、あと1ヶ月後にあそこで戦えるんだと思うと、本当にすごくワクワクしています。
――東京ドームの格闘技といえば3年前の『THE MATCH 2022』が大きな話題となりましたが、冨澤選手は会場でご覧になりましたか?
【冨澤】あの時は海外に行っていたので見られなかったのですが、たぶん日本にいても会場には行かなかったです。東京ドームは客としてじゃなくて、自分がファイターとして行くんだってずっと決めていたので。だから、去年の大みそかにこの大会が発表された時に「絶対に出るぞ」って思っていたし、今回のオファーをいただいた時は「よし来た!」ってすごく興奮してうれしかったです。僕は良くも悪くも注目されているファイターなので、僕の言動でアンチが湧けば僕の戦いを見て好きになってくれる人もいるし、絶対にオファーが来ると思って準備をしていました。
――対戦する山本アーセン選手について、会見では「現段階ではすごいやりたくない相手」と印象を語っていました。冨澤選手は打撃、アーセン選手はレスリングが武器です。
【冨澤】僕が倒されればたぶんずっとボコボコにされるだろうし、逆に倒されなかったら僕が100%勝つ、そういう試合だと思います。レスラーのタックルを切るのは簡単なことじゃないと分かっているのですが、『男祭り』なので望むところですよね。ドロドロの激しい試合になるかもしれないし、相手も死に物狂いで来るだろうけど自分も覚悟はできて腹をくくってるんで、やれるもんならやってみろよ。
――会見でも「ぶっ殺しにいくんで」と意気込んでいましたが、アーセン選手に対して悪い感情があるわけではないですよね?
【冨澤】全く無いです。でも、見てくれる人たちに「コイツの試合は面白いな」って興奮して楽しんでもらえるようにしたいので、殺気にまみれた面白い試合をしたいと思います。
■「自分もヒロヤも勝って、篠塚に『再戦やってやるよ』って言ってあげますよ」
――現在は、久保優太選手など多数のファイターを指導されているFIGHTER’S FLOWの上田貴央コーチのもとで、ハードな練習をされているんですよね。
【冨澤】はい、めちゃくちゃキツくて本当にしんどいです(苦笑)。このジムはMMAを始めるときにヒロヤに相談したら「すごくおすすめのジムがあるから」と教えてもらって、上田さんの指導がすごく自分にハマって、それからずっと週6で練習しています。
――SNSなどで練習模様をチェックすると、たくさんのトップファイターが集まって厳しい練習をやっているのが垣間見えます。
【冨澤】レベルがすごいですね。同じ『男祭り』に出場するRISEチャンピオンの田丸辰くんも一緒に練習していますし、ストライカーのレベルは間違いなく日本一だと思います。彼が敵じゃなくてよかったですよ、自分がRIZINフライ級で一番やりたくない選手だなって思いますし、彼は天才なのですがタチが悪いことに努力ができる天才なんで(笑)。平本丈くんじゃ絶対に勝てないです、一瞬で試合が終わりますよ。MMAのストライキングだったら間違いなく世界で一番強いと思うし、チームメイトで心強いです。そして、レスリングも国内トップクラスの選手がいて、グラップリングや柔術も強い選手がいっぱいいて、何でもできるすごいジムです。
――梅野源治選手も一緒に練習している?
【冨澤】はい、梅野さんの首相撲はヤバイですね(笑)。毎日こかされてて、超痛いですが、強くなっていると日々実感できています。
――同じく『男祭り』に出場するヒロヤ選手とすごく仲が良いですが、BreakingDownで対戦(2022年11月)してからすぐに仲良くなったのでしょうか?
【冨澤】いえ、対戦してすぐではなく23年大みそか大会で僕が篠塚選手に負けて、ヒロヤが新井丈選手に勝ったあとぐらいに、ちょっとご飯に行こうよって感じになって、そこから意気投合して一緒に遊んだり練習したりするようになりました。試合直後は仲良くなることはないだろうって思ってましたけど、僕がヒロヤの試合を見て感動しましたし、ヒロヤも僕の試合を見てカッコいいと言ってくれて、そういう部分が通じ合ったのかもしれません。また同じ舞台で戦えることはすごくうれしいですし、2人そろって勝ちたいです。
――ヒロヤ選手は篠塚選手と対戦しますが、冨澤選手としては自分が先にリベンジしたかった思いもある?
【冨澤】僕がやり返したかったですけど、決まった以上はヒロヤに絶対に勝ってほしいです。僕はアーセン選手に勝つので、MMAでの立ち位置は僕が上になるから篠塚に「再戦をやってやるよ」って逆に言ってあげますよ。前回はキックルールでボッコボコにされたので、次は俺がMMAでボッコボコにしてやりたいです。
――篠塚選手に負けた悔しさは今も忘れていない?
【冨澤】もちろんです、でもリスペクトもあります。あの試合に向けて僕はかなり練習をやってきて、でも勝てなかった。それだけ彼は長い年月を抱えてあれだけの強さを得たんだっていうリスペクトがあるので、だから絶対にリベンジしたいです。
■「エンタメ寄りのBreakingDownのベルトは必要ないので、彼が持っていればいい」
――今大会では朝倉未来選手が復帰戦を行います。BreakingDownをきっかけに活躍の幅を広げた冨澤選手にとって、未来選手は恩人のような存在ですか?
【冨澤】そうですね。プライベートでしょっちゅう会う間柄ではないですし、ヒロヤや西谷(大成)くんに比べたら全然だと思いますが、未来さんがBreakingDownを作ってくれて、それがあって自分が立ちたい舞台にたどり着くことができたので、未来さんがいてくれたおかげという思いは常にあります。同じ大会に出られることはうれしいのはもちろんですが、大会のなかでも僕の試合が一番面白かったと言われたいので、出場選手みんながライバルという意識も持っています。そこは未来さんにもヒロヤにも負けたくないので、死に物狂いで戦いますし、それが見てくれた皆さんに届いてくれたらうれしいです。
――去年の大みそかに三浦孝太選手にKO勝利した直後のインタビューでは「自分はBreakingDownの選手ではない」と話していましたが、その意識は強いですか?
【冨澤】僕がBreakingDownで試合をしたから、今ここに立っているのは間違いないんですけど、「ほかのヤツらじゃできねぇよ、思い出づくりに来てるヤツらと一緒にすんなよ」っていう思いが常にあります。これから先にもしBreakingDownの選手がRIZINに出ることになっても、俺はそういうヤツらみたいに遊びでやってないから、覚悟が違います。
――その一方で、「BreakingDownのベルトを巻くことが恩返しになる」とも語っていましたが、今もその気持ちはありますか?
【冨澤】試合直後はBreakingDownのためにそう言いましたが、今は別に自分がベルトを取らなくてもいいかなと思っています。僕が最初に参戦した時は人生を本気で変えたいヤツが集まっていましたが、今はちょっとエンタメ寄りというか、どれだけ人をバカにしたり口喧嘩をできるかっていう部分が強くなっ