【音楽】
佐々木美玲、地方アイドル→日向坂46で13年のアイドル人生 卒業セレモニーでも“ハッピーオーラ”「アイドルが本当に大好きだった」【スピーチ全文】

『6回目のひな誕祭』 撮影:上山陽介


 アイドルグループ・日向坂46の一期生・佐々木美玲が5日、横浜スタジアムにて行われた『6回目のひな誕祭』DAY1で卒業セレモニーを開催した。“みーぱん”の愛称でグループを明るくハッピーに率いてきた佐々木が、地方アイドル→日向坂46で約13年にわたるアイドル活動の思いを涙と笑顔で伝えた。



【ライブ写真56点】一期生が奇跡の集結!2日間で全曲披露した伝説のライブ



 同ライブは、日向坂46のデビュー日である3月27日を節目として開催されてきたグループのメモリアルライブで、今回で6回目となる。そして今回は、グループとしては初めての試みとなる、日向坂46名義の楽曲を2日間かけて全曲(102曲)披露し、けやき坂46時代の楽曲も合わせて2日間で計114曲をパフォーマンス。合計9時間にも及ぶライブとなった。



 そんなライブの1日目の最後に行われた「佐々木美玲卒業セレモニー」。佐々木はサイリウムカラーである黄色のドレス姿で登場して「わずかな光」をソロ歌唱。その後、「お手紙苦手なんですけど、書くの意外にうまくいきました(笑)。思いがたくさん詰まっているので、聴いてくださったらうれしいです」と手紙を読み始めた。以下スピーチ全文。







約9年間応援してくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。こうして卒業をこんな素敵なステージで迎えられたことをすごく誇りに思います。始まった瞬間から、皆さんのお顔を近くで見られるのは今日がさいなのか…ダメだ、噛み噛みだ(笑)。きょうが最後なのかって思うと、すっごい寂しい気持ちでいっぱいでした。こうやって皆さんの前でお話するのは初めてかもしれないんですけど、実は日向坂46になる前に地方でアイドルを4年間やっていたので、合わせると13年の月日をアイドルとして過ごしていました。こうやって数字にするとすっごい長いなって思うんですけど、でもこんなに長くアイドルを続けられたのは、本当に大好きだったからです。



最初は歌とダンスが好きだからっていうシンプルな理由だったんですけど、この世界に入って、アイドルというお仕事がどんなに奥の深いものなのかを知りました。小さい頃、私が夢見ていた世界、いや、でもそれよりもっとすごいステージに立たせていただいているなって本当に思います。ここにいて、夢がたくさんかないました。今までのことを振り返ると、なんか悩んだり苦しんだりしたことももちろんたくさんあったんですけど、でもそれ以上に幸せいっぱいでした。悔しいことがあったからこそ、こうやって成長できたなと思うし、全て必要だったんだなって私は思います。いろんな方との出会いで、いろんなことを教えていただきました。こうしてもらうとうれしいんだと感じて、私も次はこういう素敵な行動をできるようになる。そうやって日々いろんな方から学ばせていただいてたなって思います。社会人としての学びもそうですけど、なんか人としてすごい育てていただいたなって思います。幼い私は…ってか幼くなくても、今の私も、たくさんご迷惑をおかけしてきたと思います。



それでも、手放さずに、優しく最後までこうやって見守ってくださったスタッフの皆さんには、ほんとにほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。こうやって私がドレスで出てくる直前も、いろんなかたが手伝ってくれて、今、こうしてここに立てています。たくさんサポートしてくださり、ありがとうございました。アイドルのほかにも、私はバラエティとか、モデル、リポーター、ラジオ、ドラマ、舞台、ミュージカルっていう、もう本当にいろいろなお仕事を、させていただきました。今日はお仕事でお世話になった関係者の皆様もお越しいただいているので、ここで感謝の気持ちを伝えさせてください。チャンスをくださってありがとうございました。



一つ一つ、自分が思ってるようにできるにはどうすればいいんだろうってゴールに近づいて、また迷って、うまくできていたかなって心配なんですけど、でも私はすっごく楽しかったです。私ができる100%の力は出せたかなと思います。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。そして、メンバーへ。今まで本当にありがとう。ずっと一緒に過ごしてきたから、なんかみんなが一緒にいないのかって思うと、あまりにも昔のことすぎて、あんまり想像はできてないんですけど。ただ、今言えるのは、みんなのことが大好きだなってすごく思います。



まずは五期生。今日すごく緊張していて、涙を流してる子もいましたけど、日向坂46に入ってきてくれてありがとう。不安はたくさんあると思うけど、とっても素敵な先輩が日向坂46にはたくさんいますし、楽しいことがたくさん待っているので、ぜひこれから楽しんでいってほしいなって思います。そして四期生へ。たくさんの期待が込められているからこそ、ここ1、2年忙しい日々を送ってると思うんですけど、でもそんな時もいつでも元気に無邪気にいる姿に偉いなっていつも見ていました。いろんなことを吸収して、どんどん成長していってる四期生がとっても誇らしいです。これからもいろんなことに挑戦していってほしいなと思います。



そして三期生へ。三期生は、私たちの後輩としても、四・五期生の先輩としても、もう本当にあるべき姿を見せてくれて、お手本となってくれていました。4人のバランス感といい、パフォーマンスのキラキラ感といい、私はすっごく大好きなので、いつか三期生ライブを見たいなと思っています。三期生の1ファンより。そして二期生。二期生とはもう最初の頃から一緒に戦ってきたなと思います。今ではもうほぼ同期みたいな感覚です。とにかく真面目でコツコツ努力を重ねて頑張る二期生にたくさんの背中を押してもらってました。私も頑張ろうってそう思わせてくれてました。



そんなかわいい後輩がいる一期生。私はそんな一期生に、日向坂46になれてよかったなと思います。ありがとう。そして、お待たせしました。おひさまの皆さんへ。私と出会ってくれてありがとうございました。皆さんからたくさんの愛を本当にいただきました。こんなに愛していただけるのは、今しかないなと思います。人を愛すことができるっていうのは、ちゃんと皆さんに愛情がね、たくさん詰まっているからだと思うんです。だから、それを誇りに思って、これからも幸せに健康に過ごしてほしいなって思います。



そして最後に、いつも支えてくれてる家族のみんなへ。いつもこうやっておひさまの前ではよく「ラブ~!」って言ってるけど、家族に言うのはちょっと恥ずかしくてなかなか言えてないけど、私は家族のみんなのことが大好きです。疲れて家に帰ってきたら、いつでも家では明るい空気感が流れてて、だから私はこうして毎日楽しく過ごせていたのかなと思います。小さい頃から習い事とかたくさんさせてくれて本当にありがとう。夢見てた夢がたくさんかないました。どんな場所にも応援しに来てくれてありがとう。どんなに早くても「行ってらっしゃい」ってお見送りしてくれてありがとう。今日も楽しみにしててくれてありがとう。またみんなで家族旅行に行こうね。



たくさんの方に支えられているからこそ、今こうして私たちはステージに立てています。そして、たくさんのおひさまの声援があったからこそ、こうして大好きなライブで最後を迎えることができて、本当にうれしいです。幸せハッピーです!とってもとっても長くなりましたが、本当に今までありがとうございました。



日向坂46佐々木美玲







 手紙を読み終え、一期生の佐々木久美、高瀬愛奈が駆け寄ると、改めて同期2人への想いを伝える。



まなふぃ(高瀬)へ。まなふぃはすっごい優しくて。どんな嫌なことがあってもあんまり口に出さずに、いつも「いいよ」って優しく言ってくれてるまなふぃをよく見かけてて。今までたくさんメンバーのために愛をあげてきてくれたと思うから、私たち一期生は同じ時期に卒業しますけど、卒業したら自分を1番に、たくさんわがまま言ってほしい。まなふぃのお家には私入れさせてくれないんですけど(笑)。じゃあ家行かないから、あたしの家に遊びに来てね。みーぱんより。



久美ちゃんへ。久美ちゃんは、一期生としてもだし、グループのキャプテンとして、もっともっとやることが多かったと思うの。でもそれをさ、あんまり出さずにいつも頑張ってくれて。で、もともとの人柄がすごい素敵で、周りにみんなが集まってくるし、「久美さん!久美さん!」ってみんな後輩たちも慕ってて、そんな素敵な久美ちゃんに嫉妬する時もありました。こんないい人になりたいなって思うこともありました。でもこうやって、なんだろうな…不思議な気持ちだけど、みんなと一緒に一期生として最後までやってこれてよかったなと思います。ラブだよ!みーぱん。

関連記事


最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース