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娘の顔に“生まれつきのアザ”…8ヵ月間の記録とママの願いに275万再生「素敵な言葉」「救われた」

やっと会えた我が子の顔にあった“赤いアザ”。サーモンパッチと呼ばれるそれは、新生児の約20〜30%の割合で発生するとされ、多くの場合は成長とともに消えたり薄くなるという。しかし、それでも戸惑いや不安を抱えるママは少なくない。実際に初めての出産でそんな不安に直面したママが、助けとなった助産師さんの言葉をSNSで共有したところ計275万再生を超える反響があり、「この投稿で心が軽くなった」「素敵なお話を知れてよかった」などのコメントが寄せられた。投稿者のママに話を聞いた。
【画像】「アザのある子は…」ベビーの“赤いアザ”、8ヵ月間の変化と助産師さんの助言
■同じ経験をしたママパパから共感と感謝の声
――今年1月に投稿された、娘さんの「生まれつきのアザ」に関する投稿に大きな反響が寄せられました。
「娘が生まれてすぐに、小児科の先生から『目の上に赤いあざがある』と言われ、それが“サーモンパッチ”と呼ばれるものだと知りました。当時は初めての出産・育児だったので、正直とても不安な気持ちでいっぱいだったんです。そんな時に、助産師さんが話してくれたのが『サーモンパッチは幸運の証』という話でした」
――具体的には、どのようなお話だったのでしょうか?
「赤ちゃんが空からパパとママのもとに降りてくるとき、天使が特に愛しい子にキスをするそうなんです。サーモンパッチはその跡だから、“天使のキスマーク”とも呼ばれているというお話でした。そのエピソードを聞いてからは、どんどんアザが愛おしく思えて、本当に心が軽くなったんです。だから今回、同じように心配しているママパパの力になれたらと思い、この動画を投稿することにしました」
――投稿には「わが子にもあり悩みました!」「素敵な言葉をありがとうございます!」といった共感・感謝の声が寄せられていました。大きな反響を受けて、今のご心境をお聞かせください。
「YouTubeでは44万回再生、Instagramでは140万回再生、TikTokでは91万回再生されたことで、多くの共感コメントや体験談をいただきました。まさか、こんなにたくさんの反響があるとは思ってもみませんでしたね。『うちの子も同じ場所にありました』『あの時は保育園の先生にあざの説明をするのがつらかったなぁ』という共感の声や、『気持ちが救われました』『愛着が湧きました』といった感謝の声など…本当に心があたたかくなりました」
――特に印象に残ったコメントはありますか?
「『天使のキスマークの話を知っていたら、自分を責めることもなかったかもしれません』というコメントが、とても印象に残っています。お母さんは何も悪くないのに、自分を責めてしまう方がいることを知り、改めて“言葉の力”の大切さを感じました」
■子育て中の“ちょっといい話”が、同じように悩んでいるママパパの助けになる
――娘さんのサーモンパッチについて、今だから言える辛かったことがあればお聞かせください。
「辛かったことは、娘と外出した際に話しかけてくれた優しい方が、何気なく『この赤みどうしたの?』と聞いてきた瞬間でしょうか。悪意がないのは分かっていても、私たちが心配していることだったので、“天使のキスマーク”という話を知っていなければ、気持ちが沈んでしまうところでした」
――そういう時、どう対処していましたか?
「“天使のキスマーク”という言葉を知ってからは、アザについて聞かれても笑顔で『幸運の印なんです』と伝えることができるようになりました。このエピソードのおかげで、前向きな気持になれたと思います」
――動画を通して、視聴者の方に伝えたいのはどのようなことでしょうか。
「育児って本当に人それぞれで、ちょっとしたことでも不安になりますよね。だからこそ私は、今回の動画を通して『同じように悩んでいるママパパがいる』ということ、そして『育児は完璧じゃなくていい』ということを伝えたいです。子育ての中にある“ちょっといい話”が悩んでいる人に安心感を与え、誰かの心を軽くできるかもしれない。そんな想いで、これからも発信を続けたいと思っています」
■子育ては完璧じゃなくていい! 「夫婦で楽しく、無理せず、笑顔で」
――これから、娘さんにどのような女性に成長して欲しいと願っていますか?
「娘は生後10ヵ月になり、毎日を楽しそうに過ごしながらスクスクと成長しています。これから先、いろんな壁や悩みにぶつかると思いますが、どんなときも自分らしく、明るく人生を楽しめる女性に育って欲しいと思っています」
――最後に、子育てのモットーについてお聞かせください。
「私たち夫婦の子育てのモットーは“夫婦で楽しく、無理せず、笑顔で”です。夫婦の関係が温かくあることで、子どもにもたくさんの愛情を注げるのではないかと思います。“完璧じゃなくていい、ゆるくていい”、そんな育児をこれからも続けていきたいです」