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2歳弟のイヤイヤ、5歳兄がとった笑撃の“神対応”に「師匠と呼びたい…」「悟りの境地w!」の声

絶賛イヤイヤ期の2歳弟。5歳のお兄ちゃんを叩いたり蹴ったり、日々大暴れ。この日も、遊んでいたおもちゃを投げ飛ばされたお兄ちゃん。大喧嘩が始まるかと思いきや、ママも驚く想定外の“神対応”をみせて…。そんな5歳児の姿を収めた動画に反響があり、「お兄ちゃん偉い」「師匠と呼びたい…」「動じないところ、見習いたいです」「悟りの境地w!」などのコメントが寄せられている。投稿者で、年の差4人きょうだいのママ・サナさんに話を聞いた。
【画像】5歳兄がみせたイヤイヤ期の“神対応”とは?
■2歳児の怒りを穏やかに受け止める次男「とうとう悟りを開いたのかと、びっくりしました」
――リール動画「イヤイヤ期対応の神」で2歳になる三男くんのイヤイヤに穏やかに対応する次男くんの様子に、「師匠と呼びたい!」「すごい!」の声が相次いでいました。2人の普段の様子や、関係性についてお聞かせください。
「普段、次男と三男は喧嘩ばかりしています! 5歳になる次男は自分の気持ちを言葉で伝えることができるようになってきましたが、2歳の三男はまだまだ言葉よりも手が出るお年頃。言葉の通じない相手に次男はいつもイライラしていて、ストレスフルな関係性のようです(笑)」
――次男くんが一番苦労していることは何でしょうか?
「次男は“手を出さないこと、言葉で伝えること”といつも言われているため、自分は手を出せません。ですが、相手はお構いなしに叩いたり、蹴ったり、投げたり、噛んだりしてくるので、日に何度もはらわたが煮えくり返っているようです。『もう三男ちゃん、イヤ!』と叫んでいるのを見て、親や上の子たちは『うん、つらいよね…』と同情するばかりです」
――そんな次男くんがあの表情に…。動画が撮影された日には一体何が?
「いつもなら大喧嘩が始まるレゴ遊びなのですが、この時の次男はじっと弟の横暴に耐えて、嵐が去った後に自分の遊びを始めたんです。諦めなのか、自分の中で折り合いをつけたのか…なんだか切ない表情でした(笑)」
――次男くんの“神対応”を見た時、サナさんはどう思われましたか。
「弟の横暴に耐えてきた次男が、とうとう悟りを開いたのか! とびっくりしました(笑)。私も日々、三男のイヤイヤ期と格闘中なので、理屈の通じない相手の処し方を会得した次男を見習いたいですね。保育園の先生は『イヤイヤ期はまず本人の気持ちを受け止めてあげて』と言っていましたが、本人を否定せず、まずは受け入れるとはこういうことか…と教育論の実践を見たかのようでした」
■自分自身にもイヤイヤを!? ひと味違う末っ子の“イヤイヤ期”と格闘中のママ
――2歳から15歳まで、年の差がある4きょうだいの育児を経験されているサナさん。これまでで最も印象に残っている“イヤイヤ期エピソード”を教えてください。
「静かにしなければならない場所で、末っ子が走り回ったり、大きな声をあげたりして大騒ぎになってしまった事がありました。その時、機転を利かせた姉が手鏡をだして末っ子の顔を映してみたんです。“自らの怒った顔を見て冷静になって欲しい”という思いでしたが、末っ子は鏡に映った自分にまで『みないでぇぇぇ!!』と激昂しまして…』
――まさか、自分にまでイヤイヤを…?
「そうなんです。しかも、自分の言葉にも『うるさい!!』と怒っていました(笑)。周りの人や状況だけでなく、自分自身にもイヤイヤをぶつけているところが、なんだか滑稽で面白かったので印象に残っています」
――末っ子さんのイヤイヤ期は、ひと味違いそうですね(笑)。
「上の子3人のイヤイヤ期は、まだこちらの言うことが伝わったので育てやすかったのですが、末っ子は唯我独尊・傍若無人なところがあるようで、日々格闘しています。可愛い末っ子ということで『この子が将来悪いことしても、可愛すぎて叱れないかもしれない!』なんて思っていたのも今は昔…。しっかり毎日叱っています」
■次男の「おもしれぇじゃねーか」で気付かされた、言葉の力と面白がることの大切さ
――これまでイヤイヤ期を乗り越えるため試したことや、おすすめの対応がありましたら教えてください。
「我が家はあまりスキンシップをしない家庭なのですが、保育園の先生の『気持ちをまずは受け止めてあげて』というアドバイスを聞き、まずは“抱きしめてみる”ことにしました。イヤイヤが始まったらぎゅーっと抱きしめ、“受け入れているよ”ということを伝えるようにしたんです」
――試してみていかがでしたか?
「嬉しいのか『でへっ』と笑いだしたり、『ぎゃはっ』と面白がったりするようになり、2回に1回ぐらいは落ち着いている気がします。抱きしめる方も心の波が静まることが多いので、お互いどうでもよくなっちゃうこともありますね。でも、2回に1回の効果なので、後の半分はやはり格闘していますよ(笑)」
――気持ちをリラックスさせる方法など、サナさん流のイヤイヤ期の過ごし方をお聞かせください。
「以前、次男が書いていた大切な絵を、イヤイヤ期の三男が“一緒に遊んでくれない”という理由で破き始めてしまったことがありました。これは修羅場になるぞ…と誰もが思った次の瞬間、次男から出てきた言葉は『お、おもしれぇじゃねーか…。おめぇ、おもしれぇやつだなぁ』でした」
――次男くん本当にすごいですね…! 今回の動画の「スルーする」という神対応もすごいですが、ポジティブワードで切り返す技まで(笑)。
「顔がひきつっていたし、絶対に心の中ではいろんな感情が渦巻いていたと思いますが、『おもしれぇじゃねーか』と口にするだけで、爆発的な怒りが和らいでいるようでした。それを見て、言葉の力の凄さを実感したので、それからは私もイヤイヤが始まったら、まずは小声で自分に『おもしれぇじゃねーか』と言い聞かせています。その言葉を聞くと、今の状況がなんだか面白くなるような…そんな気がします」