
【映画】
加藤シゲアキ監督、“俳優”正門良規の役作りを絶賛 “運転シーン”の裏話に鋭くツッコミ「『やめてくれ』はこっち!」

NEWSの加藤シゲアキ、Aぇ! groupの正門良規が5日、東京・お台場で行われたクリエイター育成・発掘の短編映画プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season7』(9日から2週間限定劇場公開)完成舞台あいさつに登壇した。
【集合写真】加藤シゲアキ、正門良規らが参加
加藤は、Aぇ! groupの正門良規とW主演を果たした『SUNA』で監督を務めた。加藤は正門へのオファーについて、「僕が1度書いた舞台脚本の主演を務めてもらったんですね。なので、僕のセリフをひと月読み続けてくれた唯一の後輩ですし。僕はある程度脚本書いてから、誰にしようかなっていうところでキャスティングを考えたんですけど。断られたくないので、断らなそうなやつにしました(笑)」と茶目っけたっぷりに舞台裏を暴露。正門も「そんな理由やったん。断りませんけど(笑)」と応じた。
続けて正門は「めちゃくちゃうれしかったですね。初めて、それこそ舞台で応援いただいた時とかは、もう本当に経験がなくて。結構ご心配をかけたところもあったので、デビューっていうのを経て、ちょっと成長したところを見せたいっていう欲もあって。もう断るっていう選択肢は1つもなかったです」と真面目に答えた。
加藤は、正門との共演に「ちょっと妙な緊張感はやっぱありましたね。それこそ運転するシーンとか、冒頭にあったと思うんですけど…」と言いかけると、客席がざわつく。すると、正門は「僕のファンの方はご存じなんですけど、あの…ペーパードライバーなんですね」と笑いが起きた理由を分析。「今もう5年ぐらい運転してなかったんですよ。で、ひさびさに運転するってなって、助手席に加藤くんが乗るんですよ。やめてくれと思って」と続けると、加藤は「いやいや、『やめてくれ』はこっちなんだけどね!」とツッコむと、「いやいや本当に(苦笑)。よく内容を変えずに突き進んでいただけたらっていう」と恐縮していた。
また、加藤は“俳優”正門良規を絶賛。「本当に最初から(役を)作り込んできてくれて。(お互い)忙しかったんで、衣装合わせでしか会えなかったんですけど、そこで話したことを、もう次の撮影ですごく掴んできてくれた」といい、具体的なエピソードとして、目の下にクマをつくるため、前日に徹夜してくれたことを明かした。加藤は「そうやってあんまり寝ずに3日間過ごしたんで、最後の日はもう爆睡してました。もう本当に死んだように寝てて。緊張感を与えてしまったなとは思うんですけども。でも本当にその役作りが功を奏して緊張感に繋がったと思います」と伝えた。
『MIRRORLIAR FILMS』(ミラーライアーフィルムズ)は、2020年に始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする、メジャーとインディーズを超えた多彩なクリエイターによる短編映画制作プロジェクト。2024年の「Season6」までに著名クリエイターから一般公募まで、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した47本の短編映画を劇場公開してきた。
今作のラインナップは全5作品。NEWSのメンバーとして活躍しながら、作家としても数々の話題作を輩出している加藤シゲアキが監督を務め、Aぇ! groupの正門良規とW主演を果たした『SUNA』。Bad Robotやヒストリーチャンネルのドキュメンタリープロジェクトに参加し、NAACPイメージ賞にノミネートされた「ルーツ: A History Revealed」を含む数々の作品に携わる坂本ショーン監督作『ウエディング』。俳優として活動する傍ら2017年より映像制作集団「着火塾」の代表に就き、クリエイターとしても活動する武田成史が監督を務める『KUTSUYA』。お笑い芸人、そしてMCとしても活躍する加藤浩次が念願の初監督を務め、矢本悠馬を主演に迎えた『Victims』。舞台やミュージカルを中心に俳優としても活動し、本作が初監督作品となる香月彩里監督作『ヒューマンエラー』が上演される。
■短編オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season7』
加藤シゲアキ監督『SUNA』
出演:加藤シゲアキ、正門良規(A ぇ! group)
坂本ショーン監督『ウエディング』
出演:リチャード・カインド、スキップ・サダス
武田成史監督『KUTSUYA』
出演:尾本卓也、武田成史
加藤浩次監督『Victims』
出演:矢本悠馬、田辺桃子、奥野瑛太、雛形あきこ
香月彩里監督『ヒューマンエラー』
出演:大重わたる、エリザベス・マリー、香月彩里