【エンタメ総合】
城田優、山口祐一郎から“息子”と呼ばれ恐縮「励みになりました」

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』初日記念会見に参加した(左から)城田優、山口祐一郎 (C)ORICON NewS inc.


 俳優の山口祐一郎、城田優が10日、東京・池袋の東京建物 Brillia HALLで行われたミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』のゲネプロ&取材会に参加した。



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 クロロック伯爵役は山口と新キャストの城田が初めてWキャストで演じることで話題になっている。牙の生えた姿の山口は「牙があって、こういうふうになってしまうことをお許しください」と聞き取りにくくなってしまっていることを謝罪し「本番中は着けたり、外したり、いろいろやりますので。ご安心ください」と呼びかけて笑わせた。「この作品が、ようやく成人式を迎えて、いい婿が来ないかなと思っておりましたらようやく来ました。こんなに息子ができて幸せです。それが今回の1番の私の思いです」としみじみと口にした。



 そんな“息子”の城田はゲネプロを終えた直後で「たった今初めてゲネプロ、通しけいこをさせていただいて、いろんな課題と不安要素とか多々ありまして。そんな感情がまだ自分の中で整理できない状態でここに出てきてしまってるので、ネガティブなことをたくさん言いそうなので、なるべく手短にしゃべります」と正直に打ち明けた。それでも「せっかく今、山口祐一郎様からご紹介いただいたので、20年続いたこの『ダンス オブ ヴァンパイア』のクロロック伯爵というこの作品のシンボルとも言えるキャラクターを自分なりに精いっぱい日々向上心を持ち続け、全うして最後の最後まで演じられれば幸いです。お客様におかれましては、このコメディーとホラー要素が備わった唯一無二のミュージカルを楽しんでいただけるよう、精いっぱい頑張りたいと思います」と誓った。



 お互いにいいと思った部分を語ることに。山口は「待ってました。本当に随分前からずと待っておりました。舞台にいると、こうやって素敵な息子が突然現れる。見上げながら我が息子を見る。しかも、舞台がいいですよ~。消える前のロウソクが私ですけど、これから宇宙が始まるエネルギーに生きた息子。『なるほど。これか』と思えるような表現をこの劇場空間で皆さんにお楽しみいただけると思うと、これで私は次から縁側でお茶を飲みながら息子の活躍をゆっくり眺めることができるなと思っております」とにっこり。城田は「今おっしゃってくださったようなことを、けいこ場でもずっと本当に毎日のように伝えてくださって、それが励みにもなりました」と恐縮しながら話した。そして、城田は「印象深いお話でいうと、ずっとシングルで20年間やられてこられたからこそ、僕が芝居をした時に『客観的に自分が演じてる役を初めて見たから、すごく面白い発見がいろいろあった。ありがとう』とおっしゃってくださったんです。それは僕としても何かのお役に立ててよかったです」と話していた。



 『ダンス オブ ヴァンパイア』は、ロマン・ポランスキー監督のカルト・ムービー『吸血鬼』を下敷きに、『エリザベート』『モーツァルト!』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を手掛け、ロック界のワーグナーと称される ジム・スタインマンが音楽を手掛けたミュージカル。2006年の日本初演以来20年目にあたる2025年に、6年ぶり6回目の上演となる。



 クロロック伯爵の虜になるヒロイン・サラ役をフランク莉奈、中村麗乃と、ヴァンパイア研究に身をささげるアブロンシウス教授の助手アルフレート役を太田基裕、寺西拓人、アブロンシウス教授役を石川禅、武田真治が務める。



 同ミュージカルは、5月10日から5月31日まで東京建物 Brillia HALLで、6月7日から6月15日まで愛知・御園座で、7月4日から7月12日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで、7月19日から7月30日まで福岡・博多座で上演される。

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