【映画】
佐藤浩市、吉永小百合の夫役に感慨「信じられない感覚」 劇中同様に普段から“お母さん”呼び
俳優の吉永小百合（80）が主演する映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』（10月31日公開）の完成報告会見が13日に都内で開催。のん（31）ら新たな出演キャストの情報が解禁となった。
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日本を代表する女性登山家・田部井淳子の実話をもとにした物語。“女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、 世界最高峰のエベレスト（ネパール名：サガルマータ、 中国名：チョモランマ）の女性世界初登頂に成功した田部井さん。その後も飽くなき挑戦は続き、生涯で76ヶ国の最高峰・最高地点の登頂に成功した。
そんな、日本を代表する偉大な女性登山家・田部井さんの実話をもとに、エベレスト女性初登頂から、晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けたその勇壮な生涯を壮大なスケールで描く。
主人公の女性登山家・多部純子を吉永は務める。献身的に寄り添う夫・多部正明役は佐藤浩市（64）が演じる。佐藤は「この世界に入って45年。もし自分が始めた頃に『将来僕は吉永小百合さんの相手役をやる人なんですよ』と言ったら、当時の映画人の方は鼻で笑うか、ぶん殴られるかのどっちかだったでしょうね。長くやっていると、こういうこともあるんだな、と信じられない感覚です」と感慨深げに語った。
過酷な撮影だったという。それでも最初に劇中同様に吉永を「お母さん」と呼ぶこと、自身を「お父さん」と呼んでもらうことをお願いし、快く了承してくれたという。佐藤は「本当に助かりました。支えているようで、どこかで支えられている2人の関係性がうまくできればいいなと思ってやらせていただきました」と感謝していた。
また、純子の山仲間で親友の編集者・北山悦子役を天海祐希が演じることは発表されていたが、純子と正明の長女・多部教恵役を木村文乃、長男・多部真太郎役を若葉竜也、多部純子の青年期をのん、正明の青年期を工藤阿須加、悦子の青年期を茅島みずきが演じることが解禁となった。
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