【エンタメ総合】
日テレ戦後80年プロジェクト『いまを、戦前にさせない』、日本周辺の有事をテーマに1週間特集

戦後80年プロジェクト『いまを、戦前にさせない』メッセンジャーを務める櫻井翔(C)日本テレビ


 5人組グループ・嵐の櫻井翔がメッセンジャーを務める日本テレビ系(NNN各局)戦後80年プロジェクト『いまを、戦前にさせない』では、きょう18日から1週間「日本周辺の有事」をテーマに、日本、台湾、中国それぞれの視点から緊迫する地域情勢に迫り、平和や暮らしへの影響を多角的に検証する。



【写真】スーツ姿で…前を見据える櫻井翔



 戦後80年を迎える日本が直面する恐れがあるのが「台湾有事」。『news zero』(月~木 後11:00/金曜 後11:30)は19日からの1週間、日本・台湾・中国それぞれの視点で、台湾有事について考える。今回、日本のテレビメディアとしては初めて台湾の頼清徳総統の単独インタビューに成功。総統就任後、圧力を強める中国とどう向き合うのか、日本との関係に何を望むのか、直接、質問をぶつける。



 さらに、兵役延長に揺れる台湾の若者の声を聞き、台湾の現状と危機感を伝える。また、中国側の台湾侵攻も想定したとみられる動きを、独自に取材。万が一、台湾有事が起きた場合に、日本はどうなるのか、さまざまなシミュレーションをもとに具体的に伝える。“いまを、戦前にさせない”ために、今知っておくべきことを視聴者に伝える1週間になる。



 中国が台湾に対する軍事圧力を強める中、その動向に注目が集まっている。中国内モンゴル自治区の砂漠に存在する“ダミー都市”は、台北市の一角を再現したもので、武装した兵士が実戦さながらの訓練を行っている様子が確認されている。18日の『バンキシャ!』(毎週日曜 後6:00~後6:55)では、これらの施設や動向を専門家とともに分析し、中国が描く戦略を浮き彫りにする。



 また、中国広州市の造船所で製造されている“謎の船”についても独自に取材。衛星画像からは、兵士や兵器の輸送を目的とする新型艦船が建造されている可能性が示唆されており、その真の目的に迫る。



 『news every.』(月~金 後3:50~後7:00)では、台湾を取り巻く緊迫した状況の中で「いま何が起きているのか」「いまどうなっているのか」を多角的に検証する。中国の軍事的圧力に直面する台湾の現状に迫り、訓練に励む台湾軍や日常生活に影響を受ける市民の声を紹介する。



 さらに、日本にとって台湾有事が発生した際の影響にも焦点を当てる。政府が策定した「住民避難計画」では、沖縄の住民約12万人が九州などに避難することが想定されているが、実際に対象地域を取材したところ、計画に対する不安や課題が浮き彫りになった。



 また、日本の防衛体制の現状にもスポットを当て、南西諸島防衛の要である航空自衛隊那覇基地でのF15戦闘機訓練に密着。同乗取材を通じて、厳しい訓練の現場から防衛の最前線を伝える。



 『Oha!4』(月~金 前4:30~前5:50)では「こんなところに?」という意外な場所や身近な場所に残る戦争の痕跡をめぐる。今回は、トレンド発信地として世界中に知られる表参道。80年前の5月24日と25日に都心を襲った「山の手空襲」の爪痕が今なお残されている。表参道交差点の一角に立つ石灯籠や、冬のイルミネーションでも有名な街路に並ぶケヤキ並木、行った人なら誰もが目にする“表参道のシンボル”たちが、実は80年前の記憶を物語っている。



 番組では15歳の時に「山の手空襲」を経験したという95歳の男性を取材、当時の様子や街の変遷などの証言を交えながら、戦後80年の歴史と教訓を2回にわたって紹介。節目の年に今一度振り返る機会を提供する。

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