
【音楽】
MAX、30周年ツアー開幕 1stコンサートぶり「サインボール投げ」が復活

ダンス&ボーカルグループ・MAXが18日、東京・昭和女子大学人見記念講堂にてデビュー30周年記念ツアー『MAX 30th LIVE CONTACT 2025~Ways To Go~』の初日公演を開催。約1800人の観客を動員したチケット完売のステージで、ヒット曲の数々に加えて最新曲「ALDEBARAN」をサプライズ披露した。
【ライブ写真】さまざまな衣装でファンを魅了したMAXのステージショット
「MAXの今を見せ、お客様に楽しんでいただく」ことをコンセプトに掲げた同公演では、冒頭の「BOOM BOOM BOMB-BA-YEA」で幕開けし、全25曲をノンストップでパフォーマンス。息の合ったフォーメーションと、全編を通じて繰り広げられる激しいダンスで、衰えを感じさせないステージングを展開した。
序盤のMCでは、MINAが「今日初めてMAXのライブに来たよっていう方っていらっしゃいますか?」と問いかけ、「この30年の思いを私に聞かせてください」と呼びかけ。REINAは「30周年、この日を迎えるためにMAXみんなリハーサルを一生懸命頑張ってきました。最後までノリノリになって弾けちゃってください」と会場を温め、LINAは「今日は休憩なしですよ。大丈夫?私たちもその覚悟で来ました」と力強く宣言。NANAは「30年分の感謝の気持ちをパフォーマンスに込めて届けるので、楽しんでください!」と感謝を伝えた。
見どころのひとつとなったのは、ライブ初披露となった「Midnight Lover」。バービー人形を彷彿(ほうふつ)とさせる華やかな衣装で登場し、観客を魅了した。また、終盤にはNANAが「みんなにサプライズがあるんですよ」と切り出し、「この日のために新曲を用意してきました!今年のMAX攻め攻めでしょ!」と紹介。MINAも「せっかく30周年、みんなが集まってくれてるんだから」と続け、新曲「ALDEBARAN」を披露。節目の年にふさわしい新たなスタートを告げる一曲として、観客に強い印象を残した。
アンコールでは、代表曲「TORA TORA TORA」にあわせ、1996年の1stコンサート以来となる「サインボール投げ」の演出が復活。さらにサプライズとして、DA PUMPのISSAとKIMI、ガレッジセールのゴリが祝いのケーキを手に登場し、30周年を盛大に祝福した。NANAは「みんながいる限り、私たちはずっとMAX」と語り、会場は歓声と拍手に包まれた。
『LIVE CONTACT』の名を冠する本シリーズは1999年から続く恒例公演であり、今回の30周年ツアーは今後の活動方針をファンに示す場ともなった。ツアーはこの後、23日に大阪・新歌舞伎座、6月22日に高知県立県民文化ホール、10月13日に沖縄コンベンションセンターでの開催が予定されている。