
【映画】
二宮和也&小松菜奈、カンヌに初上陸!『8番出口』公式上映へ期待高まる街歩きレポート

俳優の二宮和也と小松菜奈が出演する映画『8番出口』(英題:Exit 8)が、「第78回カンヌ国際映画祭」(5月13日~24日)のオフィシャルセレクション【ミッドナイト・スクリーニング部門】に正式招待され、現地入りした2人のカンヌ滞在中の様子が公開された。
【画像】真剣な表情で出口を目指す…主演の二宮和也
初めて訪れたカンヌについて、二宮は「こうした機会がなければなかなか来られない場所。完成した映画を観客と一緒に観られることは、作り手としてとてもうれしいです」とコメント。小松も「街のあちこちに映画祭のポスターが貼られていて、盛り上がりを感じます。レッドカーペットのある会場も見に行きましたが、まだ歩く実感がわかなくて……昨夜はなかなか眠れませんでした」と心境を明かした。
2人がまず訪れたのは、歴史的な旧市街ル・シュケ。石畳の坂や階段を上り、丘の上にある教会や中世の城からカンヌの街並みを一望。美しい景色を前に、思わず「お~!」と、感動の声を上げた。映画祭のメイン劇場を指さしながら「あそこが今夜行く会場だね」などと話していた。「味のある建物が多くておしゃれな雰囲気。“カンヌに来た”と実感します」(二宮)、「街の色合いが淡くて素敵」(小松)と語りながら、映画に登場する“歩く男(演:河内大和)”のアクリルスタンドとともに記念撮影も楽しんだ。
続いて海沿いのクロワゼット通りを訪れた2人。本作はすでにフランスをはじめ、20以上の国・地域での公開が決定している。海外セールスも好調な反響について、二宮は「うれしい以上に驚いています。まだ作品が公開されていないのに、関心を持っていただけるのはすごいこと」と語り、小松も「物語の展開が読めないですし、登場人物はたったの5人、全員役名なしなんて、おもしろい題材ですよね」と語った。
最後に映画祭会場近くで、公式上映に向けた意気込みを問われ、二宮は「『ミッドナイト・スクリーニング部門』はほかの部門に比べてお祭り感が強いので、変にかしこまらず、観客のみなさんと盛り上がりたいですし、それができるポテンシャルをもつ作品だと思います」と話した。
小松も「初めてのカンヌ国際映画祭なので、レッドカーペットや観客の反応がとても楽しみ。何より監督やスタッフの皆さんと一緒に来られたことがうれしいです。みんなで映画祭を楽しみたいです」と目を輝かせた。
映画『8番出口』は、2023年にインディーゲームクリエイター・KOTAKE CREATE氏が一人で開発し、累計170万ダウンロードを記録した人気ゲームが原作。無限ループの地下通路から“異変”を見抜いて脱出を目指すという異色のサスペンス・スリラーだ。
本作が選ばれた【ミッドナイト・スクリーニング部門】は、カンヌの深夜に行われる特別上映枠で、ジャンルにとらわれない革新的な作品が集う。これまで『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2017年)や『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(24年)などが上映され、世界的ヒットを飛ばしてきた。
映画『8番出口』の公式上映は現地時間19日深夜0時30分から行われ、二宮と小松が初めてカンヌのレッドカーペットを歩き、世界最速での上映に立ち会う。日本での劇場公開は、8月29日を予定している。