【エンタメ総合】
萩原利久、山下美月に“殺された夫”役 難役に2人で挑む「特殊設定での共演が続いていて(笑)」 特報映像も初解禁

連続ドラマW-30『殺した夫が帰ってきました』に出演する(左から)山下美月、萩原利久(C)桜井美奈/小学館(C)2025 WOWOW/FCC


 元乃木坂46で俳優の山下美月(25)が連続ドラマ初単独主演を務める、WOWOW連続ドラマW-30『殺した夫が帰ってきました』(全6話)が7月11日午後11時から配信されることが決定。そして山下演じる主人公に“殺され、再び現れる”夫役を萩原利久が演じることが発表された。



【写真】三度目の共演で“殺し”“殺される”夫婦を演じる山下美月&萩原利久



 原作は、2021年に小学館より刊行された桜井美奈氏の同名小説。DV夫を殺した妻が、やっと手に入れた平凡な日常を過ごす中、殺したはずの夫が突然目の前に現れる。本作は、そんなにわかには信じがたい出来事を機に、主人公と“殺した夫”の過去の罪と愛が交錯する衝撃のサスペンスミステリー。



 萩原は、主人公・鈴倉茉菜(すずくら・まな/山下)が“殺した夫”鈴倉和希(すずくら・かずき)を演じる。山下とは、『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(2019年・テレビ東京系)でのW主演、『降り積もれ孤独な死よ』(2024年・日本テレビ系)での共演以来、3度目の共演となる萩原。互いに信頼しあう俳優仲間であると語る2人が、殺し、殺される夫婦役として相まみえることとなる。



 結婚生活中、茉菜に日常的に手を挙げるDV夫だった和希は、ある壮絶な出来事を機に茉菜に殺害されてしまう。しかし和希は数年後、過去を隠してアパレル会社でデザイナーの夢を追う茉菜の前に突然現れる。死んだはずの夫が再び目の前に現れ困惑する茉菜だが、和希は2人の暮らしを一切覚えておらず、まるで別人のように柔和で思いやりのある人物になっていた。そんな衝撃の再会から、茉菜と和希の奇妙な共同生活がスタートすることに。“殺した夫”は本当に何も覚えていないのか?茉菜がやっと手に入れた幸せな日々を、奪いにやってきたのではないのか?消えない猜疑心(さいぎしん)と、和希との穏やかな暮らしに感じる安らぎの狭間で苦悩する茉菜。その先に待つのは、誰もが予想だにしない、衝撃の真実だった。



 さらに、本作の特報映像も初解禁。殺したはずの夫・和希が再び目の前に現れた際の茉菜の驚がくの表情から始まる映像には、土砂降りの雨の中、和希を崖下に突き落とす茉菜の衝撃的な場面や、暴力夫だった過去の和希と、記憶を失くして別人のように穏やかな現在の和希の姿が対照的に映し出されるほか、物語の重要シーンの数々が緊迫感満載に散りばめられている。



■鈴倉和希役・萩原利久 コメント

――本作のオファーを受けた際のお気持ちをお聞かせください。

シンプルにとてもうれしかったです。お話をいただいてすぐに原作を読ませていただき、寝る前に読み始めて、面白くてやめられず、そのまま朝になっていました。その段階でかなり難しい役だと想像できましたが、挑戦したいと強く思いました。



――脚本を読んでの感想をお聞かせください。

全6話の中で、いわゆる前編と後編のような分かれ方をしている脚本だと感じました。実際に撮影をしてみても、前半と後半でやっていることも何もかも違っていて。その違いを、撮影していく中で面白く着色できたらと思いました。



――“殺された夫”である和希という人物をどんな人物だととらえていますか?演じる上で心掛けたこと、難しかったことなどを教えてください。

和希には“DV夫”という、気性の荒い絶対的なキャラクターがありますが、僕が主に演じているのは記憶を失くしてからの現在の和希。だからどちらかというと現在の姿で和希のキャラクターをとらえて、茉菜と再会した時から和希という人が少しずつ出来ていくイメージで、かなりフラットに演じました。タイトル通り“殺した夫”なので、クリーンな人物に見える必要もない。演じる上で、サスペンスとしての見せ方と和希のリアルな見え方とのギャップのちょうどいい塩梅を探ることが難しかったです。



――山下美月さんとは3度目の共演となります。改めて、どのような印象をお持ちですか。

初めての共演は5年前。その時は高校生とAIの女の子、今回は殺された夫と殺した妻という、特殊設定での共演が続いていて(笑)。だから山下さんとの共演シーンは、重い会話や難しい局面が多いのですが、ご本人はすごく明るくてたくさん笑う方で、シリアスなシーンの撮影でも、直前まで話していて、本番に入る瞬間すっと役に入れるのが、いつ見てもすごいなと尊敬しています。



――視聴者の皆様、楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いします。

この作品を表す言葉として「殺した夫が帰ってきました」以上にぴったりなものはないなと思っていて。一見よく分からないタイトルだし、でもそれが起こるという意味で、「普通の話」であるわけがありません。だからこそ、ドラマの中での2人の会話や起こる出来事は、予想外のものが続きます。考えながら見てもらうのも、シンプルにこのひねったタイトルを受け取って見ていただくのも、どちらも楽しめると思います。初めから最後まで、さまざまなところが互いに作用し、すべてがつながっていくので、1話から最終話まで、できるだけ画面だけに集中できる環境で見てほしいです。



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