【映画】
堤真一「10年前に家に遊びに来た山田くん」と映画で初共演 『木の上の軍隊』沖縄で世界初上映

『木の上の軍隊』完成披露試写会に登壇した(左から)平一紘監督、堤真一、山田裕貴(C)ORICON NewS inc.


 俳優の堤真一と山田裕貴が23日、沖縄・那覇市のシネマQで行われた映画『木の上の軍隊』の完成披露試写会に登壇。ワールドプレミア(世界初上映)を前に、舞台あいさつを行った。



【写真】共演に喜び!10年前には遊ぶ仲だった堤真一&山田裕貴



 本作は、1945年の沖縄県伊江島を舞台に、激しい戦闘のさなか、2人の日本兵がガジュマルの木の上に身を潜め、終戦を知らぬまま約2年間生き延びたという実話をもとに、作家・井上ひさしさんが遺した舞台を映画化したもの。堤は宮崎から派遣された厳格な少尉を、山田は沖縄出身の新兵を演じる。全編を通じて沖縄ロケが行われ、伊江島に実在するガジュマルの木の上での撮影も敢行された。



 初共演となる堤と山田だが、演技では“阿吽の呼吸”を見せ、極限状態にある兵士たちの姿を、繊細かつ力強く、さらに人間味あふれるユーモアも交えて表現している。



 舞台あいさつでは、山田が10年前に堤の自宅を訪れていたという意外なエピソードが語られた。堤は「共通の友人がいて、10年くらい前に山田くんがうちに遊びに来たんです。まさか、こうして共演できる日が来るとは」と感慨深げに語った。



 山田も「共演したこともなかったのに、『堤さんのお宅に行ってみない?』と声をかけていただいて。大先輩の話を聞ける貴重な機会だと思い、お邪魔させていただきました」と恐縮しながら回想。



 さらに、「あの頃から“いつかご一緒できたら”と願っていたので、ダブル主演という形で並ばせていただけるなんて、夢のようです」と、胸いっぱいの思いを語った。



 監督・脚本は沖縄出身の平 一紘が務める。映画『木の上の軍隊』は6月13日より沖縄で先行公開、7月25日から全国公開される。

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