【エンタメ総合】
imaseと松任谷由実がコラボ新曲「文通」&MV配信 最後の「お洒落なオチ」ユーミン脱帽

コラボ新曲「文通」を発表した(左から)imase、松任谷由実


 シンガーソングライターのimaseと松任谷由実がきょう30日、コラボした新曲「文通」を配信。YouTubeにてMVも公開された。



【動画】ユーミン「脱帽!」アイデア満載のimase×松任谷由実「文通」MV



 きょう午後7時に配信されたimaseのインスタライブに松任谷がサプライズ出演。同曲の発表と、コラボの経緯やMV撮影エピソードなどを語った。配信はimase宅で行われ、自宅を訪れた松任谷は「Z世代男子の家に生まれて初めて入りました笑 」「最後のCメロ、自分だったら絶対いかないな」などとコメント。imaseは「コラボ、めちゃくちゃ楽しかったですよね!ユーミンさんとコラボしなかったら出てこなかったメロでした」などとコラボの余韻について語り合っていた。



 本作は、“二人のリレー形式で1曲を完成させる”という斬新なアイディアから制作がはじまった。まずimaseがAメロと歌詞を綴り、松任谷にバトンを渡す。そのとき、imaseがこの楽曲につけたタイトルが「文通」。その後のパートに松任谷が歌詞とメロディーを付け足し、文字通り手紙をやりとりするように楽曲を仕上げていった。



 初対面の2人は、まるで共通言語を持つ姉と弟のように、最初から息がピッタリだったという。対面で行われた楽曲の細部の微調整も、滞ることなくスムーズに作業が進行した。



(以下、コメント)

■imase

幼少期から聴いていたユーミンさんと一緒に楽曲を制作できるなんて、本当に夢のようでした。

今回あえて打ち合わせ無しで制作がスタートしたのですが、タイトル通り“文通”のように進んでいきました。



ワンコーラス完成したタイミングで、初めて制作の進め方や歌詞のすり合わせをするために打ち合わせを行いましたが、その際にユーミンさんが「手紙を交わした後、出会うのはどうかしら」と、この楽曲に素敵なオチをつけてくださいました。



歌詞を一緒に考えている時は、もの凄いスピードでアイディアを思い付く瞬発力、ユーモアの効いたワードセンスや発想力に、常に一本取られ続けているような感覚になっていました。



ユーミンさんからどんなメロディー、どんな歌詞が届くのか常にワクワクする制作で本当に楽しかったですし、今後の音楽人生の糧になる、貴重な経験をさせていただきました。



世代を超えたコラボレーションになっていますので、沢山の方に届いてほしいなと思っています。



余談ですが、打ち合わせの際に手書きの楽譜を見せていただき、「貴重なものを見せていただきありがとうございます、勉強になります!」とお伝えしたところ、「勉強代5000円ね」と言われました。流石に安すぎます(笑)



■松任谷由実

私はデジタルよりアナログ表示の時計が好きだ。フェイスが好き。



そのテンスの時刻だけがわかるよりも、〇時まであと〇〇分とか、もう〇分過ぎたとか、

長針と短針と数字の角度や面積を見て、無意識に自分の行動をイメージ出来るから。



そして“まわり道に宝物がある”といつも思っている。

結果より大事なもの、それはプロセス。



まずimaseくんから、(文通)というタイトルと、verse部分の16小節が第一投として届いた。

私はわりとすぐに(教えてあげないわ〜 〜答え急がないで)と展開したBメロ&サビCメロを返した。



imaseくんとの打ち合わせは、実際に会って雑談しながら詞のすり合わせをしたのが2回だけだったが、離れている時間に双方がこの曲を育てて行くことが出来たと思う。

まさにこの古風なタイトルどおりのやり取りだった。

そして最後にDメロに行くお洒落なオチは、詞曲ともimaseくんのアイディア。

脱帽。



imaseくんは動物的勘が鋭く、それでいてきちっと詞も組み立てられる論理性も持ち合わせている。

自分のファルセットの魅力も分かっている。

ずっと自分に飽きないでいて欲しいと、私は経験上思う。



このキャリアになっても教わることがあるのが私にとって最高の宝物。

今回、自分のアルバム制作期間中、一見まわり道に思えたimaseくんとのセッションは、とても貴重で楽しいものだった。



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