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来春朝ドラ『風、薫る』“もうひとりの主演”に上坂樹里 見上愛とW主演飾る【脚本・制作統括コメント全文】

NHK『風、薫る』記者会見に出席した上坂樹里(C)ORICON NewS inc.


 NHKは3日、2026年度前期の連続テレビ小説『風、薫る』の記者会見を実施。一ノ瀬りん役・見上愛とともに大家直美役・上坂樹里がW主演を務めることを発表した。



【全身ショット】美脚輝く!膝丈ドレスで登場した見上愛



 物語は、大関和さんと鈴木雅さんという2人のトレンドナースをモチーフに描く、考え方もやり方もまるで違う2人の主人公のバディドラマ。同じ看護婦養成所を卒業した2人が患者や医師たちと向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディ”になっていく姿を描く。明治という激動の社会を舞台に、ちょっと型破りな2人のナースの冒険物語となり、それぞれ生きづらさを抱えた2人の女性が、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込み、傷ついた人々を守ために奔走し、時に強き者と戦っていくストーリー。



 連続テレビ小説は、今田美桜が主演の『あんぱん』を放送中。25年後期は高石あかり(※高=はしごだか)が主演の『ばけばけ』、26年後期は石橋静河が主演の『ブラッサム』が放送される。



 上坂は、連続テレビ小説初出演。2005年生まれ。神奈川県出身。2021年「ミスセブンティーン2021」でSeventeen専属モデルとなり、俳優デビューを果たす。2022年「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」(NHK)で北林谷栄の壮絶な人生を演じ、注目を浴びる。2023年、「生理のおじさんとその娘」でオーディションからヒロインに抜てきされ、大きな反響を得たほか、2025年日曜劇場「御上先生」(TBSテレビ)でレギュラー生徒・東雲温役を演じ、最も注目を集める若手俳優のひとり。



■脚本・吉澤智子氏&制作統括・松園武大チーフ・プロデューサーコメント全文



【吉澤智子氏】

母親に捨てられ家族がおらず、生きていく為には多少の嘘やズルも厭わない。

もう一人の主人公・大家直美はそんなに清くもあんまり正しくもない、ある意味ヒロインらしくないリアルな女性。

そんな直美を見つけたいと臨んだ本番さながらの演技オーディション。

「あぁ、こんな直美がいい。いやいや、こっちの直美もありかもしれない」

思いを巡らせ迷いに迷い、少しでも頭を働かせようとコーヒーばかり飲んでいた私は、彼女が現れるなりモニターに釘付けになりました。

「そうか、この子が直美なのか」

凛とした美しい佇まいの一方で、哀しいシーンにも感じられる根底にある明るい逞しさ。

身寄りのない女性が生きることが、現代とは比較にならない程困難だった明治という時代、ここにいる直美なら生き抜いていける。

台本を越え上坂樹里さんの持つ存在感そのものに、そう信じさせられてしまったのです。

オーディションが終わる頃、見上さん演じるりんと二人でニヤリと不敵に笑いあう姿が浮かんできました。

それが何のシーンなのかは私にもまださっぱりわかりません。

だた、とても気持ちのいい風が吹いていました。



【松園武大チーフ・プロデューサー】

主演のひとりを既に発表している中でのオーディション開催という特殊なケースでしたが、2410人もの方々にご応募いただいたこと、御礼申し上げます。

皆さん「風、薫る」への熱い思いをぶつけてくださり、身が引き締まる思いでした。

本当に皆さん魅力的な方ばかりで、我々も大家直美という人物のさまざまな可能性を見させてもらえましたし、日々研さんを積んでいる皆さんの力を実感した日々でした。

本当にありがとうございました。

その中で上坂樹里さんは、とてもとても自然でまっすぐなお芝居が印象的でした。

そのナチュラルさの中に、まばゆく感じられるほどの光を放つ瞬間が随所に感じられ、上坂さんが大家直美を演じること、

そして見上愛さん演じる一ノ瀬りんとのバディが躍動する姿を想像すると胸が激しく高鳴りました。

すばらしい出演者とスタッフ一丸となって、視聴者のみなさまに共感していただけるドラマをお届けします。

放送はまだ少し先ですが、どうかご期待ください。

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