【映画】
高橋里央初主演映画『結婚の報告』、“シネマ・ロサ”からフィンランドへ 今冬以降の劇場公開が決定

『結婚の報告』舞台あいさつの様子


 俳優の高橋里央(31)が初主演したコメディー映画『結婚の報告』(阪本武仁監督)の舞台あいさつが11日、東京・池袋シネマ・ロサで行われた。主演の高橋、岡本智礼(34)、市原朋彦(40)、今村美乃(38)、撮影監督の飯田佳之氏、阪本武仁監督が登壇し、上映延長とフィンランドでの公開を“報告”した。



【写真】チラシを手にアピールする『結婚の報告』主演の高橋里央



 本作はバーを舞台に、親友(岡本)の50歳の母親と結婚することになった真面目で奥手の青年・敦也(高橋)が言い出せないうちに、意外な人間関係や秘めた感情があらわになっていくシチュエーションコメディー。関西を拠点に活動する「中野劇団」の人気短編演目の映画化で、劇団主宰の中野守が脚本、『レンタル×ファミリー』(2023年)の阪本監督がメガホンを取った。



 当初は30分の作品として制作したが、最終的には68分に。『カメラを止めるな!』や『侍タイムスリッパー』などを全国に発信してきた“インディーズ映画の聖地”シネマ・ロサでの上映も、当初の5月31日から2週間の限定公開から、好評を受け、上映延長が決定した。満席の会場では、司会者から延長決定が伝えられると大きな拍手が起きた。



 高橋は「僕たちはチラシ配りを頑張り、お客様のお出迎えをしているんですけども、口コミを見て来てくださる方も多く、本当に力をもらっています」と感謝。さらに「実はもう一つ報告が……」と言うと、阪本監督からは「フィンランドでの劇場公開が決まりました」と報告。高橋も「シネマ・ロサからフィンランドへってすごいですよね」と喜びの声を上げた。



 阪本監督によると、前作『レンタル×ファミリー』が昨年10月からフィンランドの10劇場で公開されており、『結婚の報告』の英語字幕版を観た現地の映画会社が今冬以降の劇場公開を決めた。阪本監督は「近くフィンランドに渡航するので、後日、改めてご報告します」と話した。



 主演の高橋は1994年、神奈川県出身の31歳。母が宝塚歌劇団雪組の男役だった影響で幼少期からクラシックバレエとダンスを習得。2008年に舞台『テニスの王子様』でキャリアをスタートさせ、最近ではドラマ『シコふんじゃった!』やNHK連続テレビ小説『らんまん』の出演で注目を集めている。



 この初主演映画については「決まった時は喜びと驚きでいっぱいでした。撮影は2日間だったので、出演者のみんなと、その場で課題を共有しながら、協力し合って作りました。これまで自分なりに取り組んできた芝居の勉強やレッスンの成果を、すべて出し切れた。俳優人生の勝負どころだと思っています。僕自身は年上の人との結婚には問題を感じませんが、親友の母との結婚には少し考えてしまうかも(笑)。この作品が全世界に届くようになったら、自分自身の結婚の報告をしたいですね」と笑っていた。

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