【アニメ】
アニメ映画『ChaO』、仏アヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞受賞 日本映画作品の受賞は8年ぶり

アニメーション映画『ChaO』(C)2025「ChaO」製作委員会


 アニメーション映画『ChaO』(8月15日 全国公開)が現地時間14日、フランスで行われた『アヌシー国際アニメーション映画祭』にて長編コンペティション部門審査員賞を受賞した。日本映画作品の受賞は8年ぶり。同賞は準グランプリ相当となる。



【画像】かわいい!人間と人魚の恋を描くアニメ映画『ChaO』場面カット



 同賞は、これまで『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』(2015年原恵一監督)、『この世界の片隅に』(2017年片渕須直監督)といった名作が受賞してきた。長編コンペティション部門での日本作品の受賞は、8年ぶりとなる。



 授賞式には青木康浩監督、プロデューサーの田中栄子氏、キャラクターデザインの小島大和氏、演出の古屋勝悟氏が登壇。青木監督は壇上で、「ここにこうして立っていることが信じられません。作品はコメディなので、ギャグがいっぱいありますけども、台詞によるギャグは禁じ手としていました。そのおかげで海外の人達に広く笑いが理解してもらえたのだと思います」と喜びを表現し、「(チャオのぬいぐるみを指さして)チャオです。この風船のような体でこのまま世界をふわふわと飛んでいってもらえばいいなと思っています。ありがとう!」と感謝の想いを伝えた。



 本作は、『鉄コン筋クリート』(06年)『海獣の子供』(19年)『映画 えんとつ町のプペル』(20年)などを世に送り出してきたSTUDIO4°Cの最新作。描かれるのは【種族と文化を超えた恋と奇跡の物語】。オリジナルアニメーションとなる本作では、絵を1枚1枚描く手書きアニメーションにこだわり、圧倒的な作画量と斬新な処理の背景美術で、瑞々しくもかわいく人間と人魚の恋模様を描く。7月17日から開催される北米最大のジャンル映画祭である『ファンタジア国際映画祭』のコンペティション部門にもノミネートが決定している。

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