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元力士、歌手の増位山太志郎さんが死去 享年76 「そんな夕子にほれました」などヒット曲多数

元力士で歌手の増位山太志郎さんが6月15日に死去したことがわかった。享年76。所属事務所のゴールデンミュージックプロモーションが、きょう17日に発表した。
【表】「そんな女のひとりごと」ほか、増位山太志郎の作品(オリコン記録)
同社は「弊社所属アーティスト増位山太志郎(享年76歳)が、かねてより病気療養中のところ肝不全のため、さる令和7年6月15日14時38分永眠致しました。ここに生前のご厚誼を深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と知らせた。
最近の状況について「2022年12月、体調不調を訴え医師より敗血症と診断を受け復帰に向けて療養とリハビリを行なう為活動を休止しておりました」とし、「増位山太志郎は最期まで活動復帰できることを強く望んでおりました」とコメント。「相撲を愛し、歌を愛し、たくさんの方々に愛していただいた人生でした。これまで増位山太志郎を応援していただいたファンの皆様、全ての関係者の皆様に心より感謝と御礼申し上げます」と感謝をつづった。
なお葬儀は、「ご家族、近親者のみで家族葬にて執り行います事を併せてご報告いたします」とし、「ご遺族の意向によりご弔問、ご香典、ご供花などの弔意はお気持ちだけ頂載し伏してご辞退申し上げます」と締めくくった。
増位山さんは1948年11月16日生まれ、東京都出身。元大相撲力士で最高位は大関。元三保ヶ関部屋師匠。1972年「いろは恋唄」で歌手デビュー。その後発売した「そんな夕子にほれました」「そんな女のひとりごと」などがヒット。「そんな女のひとりごと」は、78年に第11回日本有線大賞で同曲で有線音楽賞とベストヒット賞を受賞。また「男の背中」など数々のヒット曲をもつ。
2012年には松居直美とのデュエット曲「秘そやかに華やかに」を発売し、第45回日本作詩大賞入賞作品となった。13年11年15日、日本相撲協会を定年退職し、本格的に歌手活動を開始。以降、着実にリリースを重ねてきた。