【映画】
米倉涼子主演『エンジェルフライト』映画化 国際霊柩送還士の活躍を再び世界へ

オリジナル映画『エンジェルフライト THE MOVIE』Prime Videoで2026年2月13日より全世界240以上の国と地域での独占配信予定


 俳優の米倉涼子が主演し、「涙なしには観られない」と大きな話題を呼んだヒューマンドラマの続編にあたるオリジナル映画『エンジェルフライト THE MOVIE』の制作が発表された。Amazonプライム特典対象作品として動画配信サービス「Prime Video」で、来年(2026年)2月13日より全世界240以上の国と地域での独占配信予定。



【画像】ドラマ版の登場人物たち



 本作は、「第10回開高健ノンフィクション賞」を受賞した佐々涼子の著書『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』を基にしたドラマの続編。前作は2023年3月にAmazon Prime Videoで配信され、国内外で高い評価を得て、今年5月3日から6月7日までNHK総合(地上波)でも放送されて大きな反響を呼んだ。



 海外で亡くなった日本人の遺体を国内へ、また日本で亡くなった外国人をその母国へと送り届ける“国際霊柩送還士”という、一般にはあまり知られていないプロフェッショナルたちの物語。舞台となるのは羽田空港内にオフィスを構える小さな企業「エンジェルハース」。主演の米倉は、前作に引き続き、口は悪いが情に厚い社長・伊沢那美を演じる。



 「大切な人を異国の地で失ったご遺族に、きちんと最後のお別れをしてもらいたい」――そんな那美の強い信念のもと、ひと癖もふた癖もある個性豊かな社員たちが日々奔走。時にぶつかり合いながらも、温かいチームワークで、国境を越え、あらゆる試練を乗り越えて、遺族と故人を結びつけていく。彼らの奮闘を通じて、哀しみの中に浮かび上がる愛と絆、そして命の重みが丁寧に紡がれていく。



 脚本は『コンフィデンスマンJP』シリーズや大河ドラマ『どうする家康』の古沢良太、監督は『篤姫』『ハゲタカ』『外事警察』を手がけた堀切園健太郎が務める。古沢は「“死”を描くことは“生”を描くこと」と述べ、監督の堀切園は「異国での突然の死によって浮かび上がる愛や絆を、新たなスケールで届けたい」と語っている。



 米倉は原作への思いを語り、「どんな命にも意味があるというメッセージを映画で再び届けたい」とコメント。Prime Videoジャパンの大石圭介カントリーマネージャーは、「前作の感動をさらに深め、映画だからこそのスケールでお届けできる」と期待を寄せている。



■主人公・伊沢那美役:米倉涼子のコメント



 私はもともと原作の『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の大ファンだったので、著者の佐々涼子さんの想いを引き継いで“THE MOVIE”という形で再びこの物語をお届けできることをうれしく思います。



 この作品には、ひとつひとつの命にちゃんと物語があって、それぞれに愛や絆がある。どんな命にも意味があるというメッセージが込められています。エンジェルハースのメンバーがご遺族や故人の皆様に誠心誠意向き合う姿を、スタッフ・キャスト一丸となって心を込めて作っていますので、完成した作品を観たら私はきっとまた涙してしまうと思います。皆さんもぜひ大切な人を想いながらご覧いただけると嬉しいです。



■脚本:古沢良太のコメント



 皆さんの支持のおかげで、もう一度あの素晴らしい面々が集まってくれます。今回は映画ということで、また新たなチャレンジ。ですが描くべき芯は変わりません。「死」を描くということは「生」を描くことであり、無限にある誰かの人生はすべて語るべきドラマであると学んだ作品でした。身近な誰かの人生にひととき思いを馳せたくなるような作品になればと願っています。佐々涼子さんが遺してくださった宝石から生まれたビーズを、またひとつ、つなぐことができることに感謝します。



■監督:堀切園健太郎のコメント



 SNSには、「身近な大切な人に思いを馳せ、今の生き方を見つめ直した」という前向きな感想があふれていた。そんな中、幸運にも続編が決定。那美と幸人の話はどうなるのか、他のメンバーにも活躍して欲しいし、映画版としてスケールアップし、前作を上回るものを作らなければ意味がない。再び古沢さんと脚本作りで格闘する日々がはじまった。異国での突然の死によって浮かび上がる愛や絆。この作品は広い意味でのラブストーリーだ。国境を跨いで紡がれる多様な愛の物語をお届けしたい。



■プライム・ビデオ ジャパンカントリーマネージャー:大石圭介のコメント



 前作のAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』は、世界中の人々に多くの感動を与えた作品の一つとなりました。再び米倉涼子さんを主演に迎え、今度は映画として再びお届けできることをとても嬉しく思います。ドラマでは米倉さん演じる伊沢那美のプロフェッショナルな仕事ぶりや、ご遺族を想う気持ちに胸を打たれる物語が描かれました。映画ではさらにスケールアップした物語となっておりますので、ぜひご期待ください。

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