
【アニメ】
山内惠介&椎名林檎、『ゲゲゲの鬼太郎』新EDテーマに決定 曲名は「闇にご用心」

歌手の山内惠介が、テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』(フジテレビ 毎週日曜 午前9時~)の7~9月期エンディングテーマを担当することが20日、発表された。楽曲のプロデュースは同郷・福岡の高校の先輩でもある椎名林檎が務める。
【画像】「妖怪ものは私の十八番です…」『ゲゲゲの鬼太郎』EDへの思いを綴った椎名林檎コメント全文
昨年のNHK紅白歌合戦で椎名と再会したときに、「いつか曲を書いてほしいと」いうお願いをしていたという山内は、その約束から半年ほどで夢のタッグが実現したことについて「『ゲゲゲの鬼太郎』という長年愛されている作品に携われること、そして『ゲゲゲの鬼太郎』がつないでくださったご縁と快諾してくださった椎名林檎さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と胸いっぱいな気持ちを明かした。
「闇にご用心」というタイトルの楽曲は、ジャケット写真からの雰囲気からも受け取ることができるように、「和」を強く感じさせる歌詞と旋律、ソリッドなバンドサウンドと華やかな管楽器で構築された編曲と、椎名の世界観に圧倒させられる楽曲。都々逸の要素もあり、古今東西さまざまなルーツミュージックが融合された唯一無二の音像を、山内が大人の色気で力強く艶やかに縁取った楽曲に仕上がった。山内も「『ゲゲゲの鬼太郎』そのものの世界が椎名さんの詩とメロディによって表現されていて、アップテンポでありながらジャジーな曲で、とにかくおしゃれなサウンドになっています」と大絶賛。
またメロディが混み合い技術が至る箇所に込められた楽曲になっており、山内も「うなったり、頭の文字を揺らすというような、今までしてこなかった歌い方を椎名さんからリクエストいただきました。この楽曲で脱皮した山内惠介をお届けできると思います」と苦労しながらも自身の“新境地”へ期待を表している。
さらに、椎名のこだわりを具現化することが山内の中での課題だったようで、「椎名さんの中では『こういう風に歌ってほしい』という世界観が完成していたので、それを自分が何個できるのだろう、そしてできればできるほどこの楽曲の姿形がはっきりしてくるのだろうなと思って、頑張りました」と、譜面には書かれていない椎名特有の表現の余白を理解することに努めたことを回顧。
レコーディングの際には、「東京でお仕事としてご一緒させていただいているけれど、どこか学園祭のノリのような空気感もあり、歌い手としてはもちろん、高校の先輩でもあるので、ディレクションいただいた時も疑問は全くなく、『うっす!』という感じでした」(山内)と2人の中に同じ学び舎の空気が漂っていたことがうかがえる。
レコーディング後には、「山内惠介さんは歌一筋に生きてこられた方だからこういう表現をされるんだなということを、レコーディングをやっていて感じました」と椎名から温かいメッセージを受け取ったとし、「闇にご用心」という楽曲について、山内は「この曲を聞けばすぐに『ゲゲゲの鬼太郎』が思い浮かぶような、長く皆さんに愛される楽曲になるとうれしいです。そして僕自身もこの楽曲でたくさんのことに挑戦しましたが、みなさんにも『ゲゲゲの鬼太郎』の世界観を思い浮かべながらこの楽曲を聴いてもらって、いろんなことにトライしてほしいなと思います」と、ファンへメッセージを寄せた。
新エンディングテーマは、7月6日から放送される。
■山内惠介コメント
この度は、二重の喜びでした。「ゲゲゲの鬼太郎」のエンディング曲を歌える上に、作詩・作曲を母校の先輩である椎名林檎さんに書いていただけて、デビュー25周年のギフトだと受け止めています。「闇にご用心」は難解で難曲ですが、歌えるとその先には自由が待っています。ただし、自由を履き違えると一寸先は闇。そう、闇にご用心なのです。
■椎名林檎コメント