
【アニメ】
小林幸子、ドラゴンになる! 初めての着ぐるみ姿を披露「クセになりそうです」

歌手の小林幸子が26日、都内で行われた映画『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』(27日公開)公開前夜祭に登壇した。自身が演じたドラゴンとして、自身初となる着ぐるみ姿で登場した。
【写真】シュール…!ドラゴンの取り巻きを引き連れた小林幸子
イベントには声優の長縄まりあ、桑原由気、石原立也監督が登壇。本作の見どころやアフレコ現場の雰囲気などをトークする中、突然不穏を感じさせるBGMが鳴り響いた。そこで小林の声とともにステージ袖の扉が開き、ドラゴンの取り巻きを引き連れた小林が堂々登場した。
大きな拍手が起こった会場を見渡し、小林は「笑ってるね、みんな。正直言って私が一番笑いたい」とにっこり。小林といえば、豪華で壮大な衣装が代名詞だが、「60年以上芸能界におりますけど、いろんな歌も歌っていろんな格好もしましたが、着ぐるみは初めて着ました」と告白。会場は驚きに包まれた。
取り巻きのドラゴンを「私の部下です」と紹介し、「弱そうだね」とやさしい表情を向けた小林。着ぐるみのオファーには「正直言ってすぐ断ったんです」と最初はNGを出したそうだが、懇願されて承諾。「『幸子さんしかいないんです』って」と熱い口説き文句を紹介したかと思えば、「『この衣装もうできちゃってますから。幸子さんのサイズで作ったから、幸子さんが着ないとどうにもならない』っていうんで」とその先の裏側も告げられたことも明かし、笑いが起こっていた。
最初はNGを出したきぐるみだが、小林は「似合ってる?」と会場に問いかけ、うなずくファンに「私も似合ってるんじゃないかなと思うんですけど」と満足げ。「クセになりそうです」と笑顔。最後のあいさつでは、「最後に一言、暑いです」とつぶやいた率直な感想で笑いを誘っていた。
本作は、映画『聲の形』、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を手掛ける京都アニメーションが贈る劇場最新作。クール教信者原作のひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴンの少女トールと人間たちの異種間コミュニケーション・ハートフルホームコメディで、テレビアニメ第1期『小林さんちのメイドラゴン』、2021年の第2期『小林さんちのメイドラゴンS』に続く、完全新作映画となり、石原監督がメガホンをとる。
普通の会社員・小林さんに惹かれ、集まってきたドラゴンたちだが、その中の一人・幼いドラゴンのカンナに、突然の来訪者が現れる。なんとそれは、カンナの本当の父親だった…。見逃がせない感動の“家族の物語”が描かれる。