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上の子も下の子も双子…「W双子」育児に奮闘するママ、双子のクラス分けの決断がSNSで反響

2組の双子、いわゆる“W双子”を育てるmiyacoさん(@miyaco.929)の投稿が注目を集めている。日々の育児は「常に手が足りず、分身がほしい」と語るほど大変で、小学校に入学したばかりの上の双子の「クラス分け」をめぐっても悩みは尽きなかった。その葛藤をつづった投稿はX(旧Twitter)で35万件を超える表示を記録し、「同じクラスで良かったね」「わかる、うちも同じだった」など多くの共感が寄せられている。miyacoさんに、W双子育児のリアルと、SNS発信への思いを聞いた。
【画像】4人揃ったW双子ちゃん、これは可愛すぎ!
■いちばん大変なのは“日常”、手も時間も体力も足りない
――まずは、W双子育児について教えてください。大変だと感じることはありますか。
「上に小学校に入学したばかりの双子、そして下にも2歳(7月現在)の双子がいます。いわゆる“W双子”育児です。『何が一番大変だったかな?』と振り返ると、妊娠・出産・産後…どれも本当に大変でしたが、最近はやっぱり“日常”が一番大変だなと感じています。常に手が足りず、時間も体力も分身がほしいと思うことばかり(笑)。
でも、双子同士で仲良く過ごしたり、ケンカをしても許し合ったり、4人が一緒に笑っている姿を見ると、この家族の中に“小さな社会”ができているようで、すごく温かい気持ちになります」
――それは温かな空間ですね。
「双子って、友だちときょうだいの中間のような独特の関係で、本当に素敵だなと感じます」
――なにか印象に残るエピソードはありますか?
「忘れられない瞬間は、私が体調不良で動けなかったある夜。上の双子たちが『任せて!』と言って、泣いている1歳の下の双子たちにごはんをあげてくれたんです。1人ずつ担当して、優しく声をかけながらごはんを食べさせてくれていて…本当に頼もしくて、胸がいっぱいになりました」
――すごく感動的ですね!
「でも、上の双子が生まれた頃は、情報がとても少なく、不安なことばかりでした。『知りたい』と思っても、両手は双子でふさがっていて調べる余裕がなく、でも知らないとどうしていいかわからない…そんな毎日。当時のInstagramには今のような『まとめ』投稿もなく、本当に手探りでの育児でした。
だからこそ、W双子という少し珍しい経験を通して、双子育児についてもっと知ってほしい!と思うようになり、誰かの役に立てたり、私も頑張ろう!と思ってくれるような発信ができたらと思い、少しずつ投稿を始めました」
――SNSに投稿を始めたきっかけでもあるんですね。
「育児ってどうしても大変で、そのときは本当にいっぱいいっぱいだと思います。しかし、きっとこの時間って、一瞬で過ぎ去ってしまう、かけがえのない日々なんだろうな…とふと感じる瞬間があります。数十年後、『あぁ、あの小さくて可愛かった我が子たちに会いたいな』『あの頃に戻りたいな』って思ってる自分が想像できるんです(笑)」
――たしかに。アルバムと同じですね。
「だからこそ、“なんでこんなに大変なの!”って日も、“わちゃわちゃ”してる日常も、できるだけ愛おしんでいきたいなと思っています」
■“双子は別クラス“が当たり前? 同じクラスを希望した理由は「我が子にとって自然な選択」
――投稿では「クラス分け」に悩んだ様子も綴られていましたね。
「私自身、『小学生からは双子は別クラスにするもの』と思い込んでいたので、幼稚園で希望を聞いてもらえると知ったときは正直驚きました。でも、保育園でのふたりの様子や性格、そして本人たちの希望を聞いていくうちに、『今は一緒の方が自然かもしれない』と感じるようになりました」
――姉妹の希望もあったのですね。
「また、下にも双子がいることもあり、親としても最初は同じクラスの方が、行事や宿題、持ち物などの管理がしやすく、助かる面も多かったです。双子といってもそれぞれの性格や関係性は本当にさまざまなので、『どっちが正解』と決めつけず、その子たちに合った形を選ぶことが大切だなと実感しています」
――「我が子にとって自然な選択」だったのですね。「双子のクラス分け」に関する投稿は、大きな反響がありましたね。
「こんなにも多くの方が見てくださり、コメントまで寄せてくださったことに、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。同じように『○年生まで同じクラスにした』や『別々でも全然平気だった』など、たくさんの体験談を聞くことができ、改めて、家庭の状況や子どもの性格、双子同士の関係性によって、本当にさまざまだなと感じました」
――でも、否定的な意見もなかには…?
「実はYouTubeでは少し批判的なコメントもあったのですが、そんな中で『親御さんの選択がいつでも正解です』と書いてくださった方がいて、なんだかホッとしたんです。我が子のことを一番見てきた親だからこそ、向き合って考えた選択を信じて、自信を持っていいんだなと背中を押されました」
――今後、SNSで届けていきたいことなどありますか?
「SNSでは、そんな日々の中で感じたことを、リアルに、でもどこかクスッと笑ってもらえるように伝えていけたらと。見てくださった方が、『今日もなんとかやれてる』『私だけじゃないんだ』って、少しでも心が軽くなるきっかけになれたら嬉しいです」