
【エンタメ総合】
山口祥行、本宮泰風の“芸能界ケンカ最強”を断言「秒殺ですよ」 人気任侠ドラマシリーズ地上波放送に意欲<インタビュー前編>

俳優の本宮泰風と山口祥行がダブル主演を務め、「弱きを助け、強きを挫く」をテーマに日本極道界の頂点を目指すサクセスストーリーである『日本統一』。2013年にスタートし、任侠作品としては異例の大ヒットを記録している人気シリーズの最新作『日本統一 東京編』が、7月2日からテレ東水ドラ25枠(毎週水曜 深1:00~1:30)でスタートする。東京を舞台に、昨今大きな社会問題となっている“トクリュウ”、街を守る“警察”の3者によるクライムサスペンスエンターテインメントが繰り広げられる。この放送を前に、主演で本シリーズのプロデューサーも務める本宮、同じく主演を務める山口に話を聞いた。<インタビュー前編>
【動画】「俺とやりましょうよ」本宮泰風の強さを記者が体験!? 山口祥行、本宮の“芸能界ケンカ最強”を断言「秒殺ですよ」
――今回、『日本統一』の連続ドラマ第3弾の東京編がスタートするわけですが、どういったドラマになるのでしょうか?
【山口】(『日本統一』は)僕ら2人をはじめ任侠の世界に生きる人たちを描いた物語。ドラマの方は、今の社会を少し風刺しているところもあり、今回は闇バイトやトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)との対決もあります。
――東京を舞台に、トクリュウをテーマにしたのは?
【本宮】闇バイト的なことは今社会で問題になっているので、そこで取り上げてみようと思いました。レギュラーシリーズの中でも、うっすらと取り上げていたことはあったのですが、今回新たに取材して、脚本家と一緒にいろいろな角度から調べて、ちょっと深掘りしてみました。東京編というのはテレビ東京だからです(笑)。
――『日本統一』シリーズはアクションシーンなども多く、地上波放送の規制もあるなかで、気を付けた部分はございますか?
【本宮】物騒な話なんで、もちろん規制的な部分でいつもやっているレギュラーシリーズのままでは描けない部分があったり、変えなきゃいけなかったりという部分もあります。でも、『日本統一』という作品はそこの描写が大事だというわけではなく、そこは普通に規則にのっとってやればいいだけのことだったので、全然マイナス要素ではなかったです。
――山口さんは演じるにあたって、地上波を意識されましたか?
【山口】演じ方は、長年やっている“田村悠人”とそんなに変わらないです。ただ、『東京編』は、映画『田村悠人』(公開中)ともちょっとリンクしているところがあって、そこをいかに面白くお客さんに見せられるか。映画では過激に、ドラマではポップに見せられるよう、意識しましたね。
――映画『田村悠人』とはどのくらいリンクしているのですか?
【山口】ネタバレになるかもですが、トクリュウの話を映画の方でもやって、敵がつながっていく感じですね。あと、トクリュウは目に見えない組織で、そこを世直しするようなストーリーを、泰風が程よく考えてくれています。
【本宮】どうつながってるかというのも実際に見てみて、こういうつながり方なんだというのを確認してもらえたら。
――ドラマの方に話を戻しますが、今回、篠田麻里子さんとかたせ梨乃さんが主要キャストとして登場します。『日本統一』シリーズで女性が主要キャストを務めるのは初めてだと思うのですが、どのような思いがあるのですか?
【本宮】普段僕らがやってるレギュラーシリーズの中では、女性はほぼ出てこなくて。出てきたとしても話の軸になるようなところではなかったので、今回はぜひ女性を入れたいなっていう。あと、監督に対してのご褒美的な(笑)。
――ご褒美?
【本宮】「いつも男ばっかり撮っていて、もう嫌だ」って言ってるので(笑)。基本的にアイドル好きの陰キャみたいな監督なんですよね。この辺でちょっとご褒美的に、きれいな女性を撮らせてあげたいなという思いがあってのことです。
――これまでのねぎらい的な?
【本宮】もちろん、そういうことです。何年か前に心筋梗塞で結構危ない思いをしたので、もうほんとに飴と鞭を使っていかないと、死んでしまうんじゃないかなと思ったので。
――そんな、今回のドラマの見どころを教えてください。
【本宮】今回、(本宮演じる)氷室と田村で事件を解決していくだけではなく、そこに警察が絡んでいくんですが、その警察と2人の距離感がどんどん変化していって。回を追うごとに変わっていく感じなんかも、見どころの1つじゃないかなと思います。
【山口】刑事だろうがヤクザだろうが、人として外れた人間に対しては…。普通の視聴者としてニュースを見ていても、なんで解決できないんだろうと思う中で、職業や身分は関係なくどう解決していくか、しっかりと描かれていると思うので、そこが見どころですね。
――最後にちょっと余談なのですが、もう何年も前から、本宮さんの“芸能界ケンカ最強説”がまことしやかにささやかれています。ご自身では「そんなことない」と謙遜されているようなのですが、芸能界に入る前からの盟友である山口さんからみていかがですか?
【山口】そんなことありますよ(笑)。強い。
【本宮】まだそれ言うの(笑)。
【山口】でも、もうそんなこと言う歳でもないしね。
【本宮】(記者に向かって)1回やってみましょうよ、俺と。体験したほうが早い(笑)。
【山口】(おろおろする記者に)俺、2、3回やっていますけど…秒殺ですよ(笑)。
【本宮】(山口をみながら)うれしそうな顔して(笑)。