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高島礼子、”憧れのお母さん”と呼ばれガッツポーズ「初めてだったんで、気合入ります!」

俳優の高島礼子が2日、大阪市内のホテルで開かれた「石井ふく子 白寿記念公演『かたき同志』」(大阪・新歌舞伎座 8月30日~9月21日)の記者会見に登壇した。今作で共演者から“憧れの母親”と呼ばれ、喜んだ。
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作・橋田壽賀子さん、演出・石井ふく子氏による同作は、子どもを思うがゆえに気が合わない母親2人を中心に繰り広げられる笑いと涙の下町人情ものがたり。一人息子の清太郎を思うひさご亭の女将・かめ役の藤山直美に対して、高島は一人娘のお袖の将来を心配する越後屋の主人・お鶴を演じる。
娘となるお袖役の込山榛香は役を演じるにあたって「私が小さい時にドラマを見るとしたら必ず、高島礼子さんがお母様役を演じていらっしゃっていたので、私の中で“憧れのお母さん”という方だったので、今回娘としてご一緒できること光栄です」とあいさつ。この“憧れの母親”という言葉について聞かれると、高島は「私は母ではないので、人生の中で理想のお母さんなんて言われることはなかなかないんです。うれしすぎて正直ガッツポーズしちゃいました」とにっこり。
また「理想の上司とか、そういうのがよくあったんですが、母親というのは実は初めてだったんで、気合入ります!」と今作への意欲を燃やした。「もうこうなったら本当にお袖を大事にするために憧れの直美さんであろうとも一生懸命守っていきたいと思います」と意気込んだ。
橋田さんと石井ふく子のゴールデンコンビによる『かたき同志』は、1978年の初演以来、何度も再演を重ねてきた。新歌舞伎座では2013年に藤山と三田佳子の顔合わせで大好評を博し、今回はキャストを新たに12年ぶりの上演。
このほか、会見には藤山、熊谷真美、金子昇、木戸邑弥が登壇した。