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整形に700万円かけた男性美容外科医のリアルな体験談に1000万回再生「整形はダメじゃない、前に進もうとしている証拠」

整形に700万円かけた男性美容外科医(Instagram/@beauty_okitsuより)


 Instagramに投稿された整形のビフォーアフター動画「鼻デカアゴ長限界アラサー男性が人生を賭けた美容整形を受けた結果」が、1000万回再生を超える反響を呼び、「美男子だわ」「美しい顔を勝ち取った努力に感動」「自信が持てたら良いことですね」などとコメントが寄せられた。投稿者の面長コンプの美容外科医さんは美容外科医として働きながら、自身も整形に総額700万円を費やしている。整形を始めたきっかけや美容医療業界の現状、自身の体験を通じて伝えたい思いについて聞いた。



【ビフォーアフター】700万かけて爽やかイケメンに変身した美容外科医、ダウンタイム中と整形箇所の全貌も!



◆「外見へのこだわりが人一倍強かった」 27歳から自身も整形をし始めた美容外科医



――美容外科医を目指した経緯を教えてください。



「子どもの頃からSTARTO ENTERTAINMENT系の顔、特にKAT-TUNの上田竜也さんに憧れていました。中学・高校時代、髪型を変えてみたりもしたのですが、彼のようには到底なれませんでした。それでも諦めきれず、大学時代は眉の角度、シェーディングの入れ方、光の当て方など、毎日鏡の前で何時間もメイクを研究していました」



――すごい努力ですね。



「通学中、ふと窓に映る自分の顔が気になって何度も見てしまい、同級生に『また自分の顔見てるやん。自分のこと好きすぎ(笑)』とからかわれたこともありました。自分のことが“好き”だったのではなく、“もっとこうなれたら…”と葛藤していました」



――大学生になってからは?



「大学生になった後もそれは変わらず、自分の外見と向き合い続けました。医師としての進路を決める際も、美へのこだわりが人一倍強かったので、迷うことなく美容外科医を志しました」



――整形に関しては、何歳頃から行いたいと考え、実際に何歳のときに始めたのですか?



「大学生になって20歳前後から整形を考え始め、27歳のときに初めて二重埋没の整形を行いました。やってよかったと実感している施術は、顔の骨切り、糸リフト、脂肪注入、二重埋没、鼻ですね。後悔している整形はありません」



―― 一般的に整形にかける平均金額や整形に踏み切る理由など、医師目線で教えてください。



「平均金額は50万~100万円程度です。自己肯定感を上げるためや恋愛をきっかけとしたケース、就職活動などの新たな環境に移るタイミング、写真写りなどの生活への影響などを理由にする人が多いです。頬や顎下、二の腕の脂肪吸引、糸リフト、減ってきてはいるものの二重埋没の施術が人気です」



◆「コンプレックスを好きに変える魔法」 整形をしたことで心の余裕が持てるようになった



――整形外科クリニックを見分けるポイントは?



「医師の美的センスも重要ですが、医師がアフターケアをしっかり行っているか、症例数が豊富か、こういった点を見極めた方が良いでしょう。現在はダウンタイムの少ない治療がトレンドです。僕の脂肪吸引はダウンタイムの少なさにこだわっているので、当日から腫れがほとんどありません」



――美容外科医自身の整形比率はどのくらいなのでしょうか?



「僕が美容外科医になった頃は、自分も整形を受けている医師は少なかったです。現在は肌治療まで入れると、7割くらいの医師が受けている印象があります。脂肪吸引やヒアルロン酸、ボトックスなどの施術をしている人が多いです。昔より、自身の美容に興味のある医師が増えたのでしょうね」



――Instagramでは「外見よりも人生が変わりました」とコメントされています。整形をしたことで、どのような変化が起りましたか?



「昔は無加工での他撮りや集合写真が本当に嫌で、鏡を見る度に落ち込んでいました。でも、整形を通して少しずつ自分の顔を受け入れられるようになり、今では鏡の前で『今日もええやん』と思える心の余裕ができました。メイクの時間も短くなり、『隠すため』から『楽しむため』に変わったのは、自分にとってすごく大きな変化でした。無加工でのライブ配信も整形前の自分だったら絶対にやっていません。あんなに加工を気にしていたのが嘘みたいです」



――先生にとって整形とは?



「『コンプレックスを好きに変える魔法』です。外見だけでなく、自分の中身ごと前向きにしてくれる魔法。だから、僕は自信を持って患者さんにもおすすめできます」



――見た目を追求することの良し悪しをどのように考えていますか?



「『整形は、どこまでやれば正解なのですか?』とよく聞かれるのですが、僕は『正解なんてないですよ』と答えています。自分が『これで好き!』と思える顔になれたなら、それがその人の正解だと思っています。ただ、見た目を追いすぎて、自分の価値を顔だけで判断するのは違うと思います」



◆“隠すもの”から“語れるもの”へ 「リアルな整形の話」を発信し続けている理由



――印象に残っている患者さんの言葉はありますか?



「ある患者さんが『いじめられて自分の顔がずっと嫌いだった』と話してくれました。その方は顔の脂肪吸引をしました。術後に鏡を見てもらったら、言葉もなく涙をぽろぽろと流して『生まれて初めて自分の顔が好きだと思えました』と言ってくれたんです」



――それは先生もうれしかったでしょう?



「その瞬間、僕もグッときて…。危うく一緒に泣きそうになりました。外見を変えることは、実は『その人の“人生の物語”を少し書き換える行為』なのだと実感した瞬間でした」



――最近は美容整形が身近なものになってきています。美容外科医であり、整形体験者でもある先生が、ご自身の経験を通して言えることはありますか?



「以前は、整形は『隠すもの』でしたが、今は『語れるもの』になってきたと思います。SNSのおかげで情報も増え、身近な選択肢になってきました。でも情報が多い分、迷ったり不安になったりする人も多くいます。だからこそ、僕は自分の経験も含めて、『リアルな整形の話』を発信しています。良いこともしんどかったことも包み隠さず伝えています」



――大事なことですよね。



「整形をすれば人生がすべて上向くというものではない。でも上手く付き合えば、自分のコンプレックスが好きに変わる手段だと思っています。『整形ってダメなこと?』と悩んでいる人がいたら、『全然ダメじゃないよ。むしろ前に進もうとしている証拠だよ』と僕は声を大にして言いたいです」

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