【映画】
阿部寛主演、映画『キャンドルスティック』FXマネー強奪計画が動き出す決定的シーン公開

FXで数十億円を騙し取る計画の発案者・リンネ(アリッサ・チア)=映画『キャンドルスティック』(公開中)(C)2025CANDLESTICK PARTNERS


 俳優の阿部寛が主演する映画『キャンドルスティック』(公開中)から、物語の鍵を握るFXマネー強奪計画が動き出す本編映像が公開された。



【動画】映画『キャンドルスティック』本編映像



 本作で阿部が演じるのは、かつて“天才ハッカー”と呼ばれた男・野原賢太郎。舞台は平成から令和に元号が変わる2019年5月7日、日本の金融システムが最も脆弱になる“その日”を狙い、金融取引を監視する強力なAIを欺き巨額の金を奪う計画を描く。



 世界4ヶ国・6都市を舞台に、知恵と技術、野望が火花を散らすスケールの大きなマネーサスペンス。為替市場を支配するAIを相手に、野原が最も大切に思うFXトレーダー・杏子(菜々緒)、その元夫で数学者の功(津田健次郎)ら、世界中に散らばる一攫千金を狙う10人の“ろくでなし”たちが騙し合いの渦に巻き込まれていく。



 解禁された本編映像では、過去に因縁を抱える4人の“ろくでなし”たちが5年ぶりにPC画面越しに再会する場面が切り取られている。株価操作の罪を一身に背負い5年間服役していた野原。そして彼を裏切った野心家リンネ(アリッサ・チア)、台湾のFX企業社長である甥のルー(リン・ボーホン)、かつて野原の右腕だったプログラマーのロビン(デイヴィッド・リッジス)。



 FXマネー強奪計画のため3人を集めたリンネは開口一番に「皆、顔色がよくないわね。お金もないんじゃない?」と挑発。野原は怒りを抑え静かに画面を見つめる。ロビンは怒りと計画への不信感をあらわにする。「君は裏切った。後悔はないのか」と英語で問いかける野原。しかしリンネは「昔のことはやめようよ。お金、欲しくないの?」と全く反省を見せない。その強欲ぶりに呆れた野原は、苦笑まじりにぽつりと「……いつもこうだな」とつぶやく。



 やがてリンネは「決行は5月7日」と冷たく告げ、日本の金融システムが最も混乱する改元のその日しかないと画面を切る。準備期間の短さに不安を漏らすロビンに対し、ルーは前金をちらつかせ計画への参加を促す。野原は静かに「やるよ。これくらい、できる。でも、これが最後だ」と決意を示す。その表情からは覚悟がにじみ出ており、ここから物語が大きく動き出すことを予感させる。



 グローバルな舞台と現代的なテーマを融合した本作。その核心に迫る今回の映像は、野原・リンネ・ルー・ロビンの因縁を抱えた再会を収め、FXマネー強奪計画がついに動き出す緊張感あふれる内容だ。キャリア40年を誇る阿部の熱演も光り、策略、裏切り、そして「AIを騙す」という知の逆襲劇がどんな結末を迎えるのか――。予測不能なマネーサスペンスを、ぜひ劇場で体感してほしい。



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