【音楽】
DEPAPEKO、約6年半ぶりの国内ツアーが終幕 3本のギターが“音楽の旅”を描いた東京国際フォーラムの夜【ライブレポート】

DEPAPEKO『PICK POP II ~meets the WORLD~』の模様 写真:sencame


 アコースティックギタリストの押尾コータローと、ギターインストゥルメンタルユニットDEPAPEPEによるスペシャルプロジェクト・DEPAPEKOが、約6年半ぶりとなる2ndアルバム『PICK POP II ~meets the WORLD~』を携えた全国ツアーをスタート。その初日公演が6月29日、東京・東京国際フォーラム ホールCにて開催された。



【ライブ写真多数】卓越した演奏で魅了した押尾コータロー、DEPAPEPE両アーティストのステージショット



 オープニングSEは押尾の書き下ろしによる壮大なサウンド。汽笛やメンバー名を呼ぶ声がコラージュされた音像に導かれ、3人が登場すると、最新アルバム収録のTOTO「I’ll Supply the Love」で幕を開けた。アイコンタクトを交わしながらの三重奏は、歌詞がなくとも情感を伝え、約1500人の観客を惹き込んだ。



 押尾のソロ曲「Landscape」では、DEPAPEKOとしての表現により生命力と華やかさが増幅。「Sky! Sky! Sky!」では、スピード感と透明感のあるメロディがホールに広がる。クラシック曲をアレンジした「運命 -Variations of the Symphony No.5-」では、押尾、三浦拓也、徳岡慶也の3人によるスリリングな音のリレーが展開された。



 MCでは「前作は邦楽、今回は洋楽やクラシックを含む“世界”がテーマ」と三浦が説明。続いて披露されたオリジナル曲「meets the WORLD」は、穏やかな導入から港を出て外洋へと向かうようにスケールを広げ、6/8拍子の展開で“音楽の船旅”のワクワクを観客と共有した。



 続くEarth, Wind & Fire「Let's Groove」では、ミラーボールとともに3人がシンクロしてダンス。押尾がリズム隊を担い、徳岡の澄んだ音色と三浦のループが絡む。YMOの「RYDEEN」では、アコギ3本だけで原曲のエッセンスを再現し、その創造性が観客を驚かせた。



 YOASOBI「アイドル」では、複雑な構成や感情をギターだけで立体的に表現。ステージには円形のオブジェが浮かび、彩りとともに心情を投影するような演奏が展開された。



 後半では、DEPAPEPEの「シュプール」で温かく静かな空気を届け、押尾の「Big Blue Ocean」ではオーディエンスがウェイブを起こして応える。「翼 〜you are the HERO〜」では希望に満ちたエネルギーがホールを包み、観客の感情が昇華されていった。



 アンコールでは、徳岡がラヴェル「ボレロ」の導入を静かに奏で、やがて3人の音がクレッシェンドで一体となる。ラストはクイーン「Bohemian Rhapsody」。美しく変化に富んだアンサンブルで、音楽への好奇心と冒険心が現代にも脈打っていることを印象づけた。



 7月4日には名古屋、5日には大阪での公演も行い、どちらも完売。27日からは中国7都市、韓国、台北を巡るツアーへと旅立つ。それぞれのソロ活動を経た3人が、再びDEPAPEKOとして交わる音楽の旅は、これからも続いていく。



■セットリスト

M01. I'll Supply the Love

M02. Landscape

M03. Sky! Sky! Sky!

M04. 運命 -Variations of the Symphony No.5-

M05. meets the WORLD

M06. For You

M07. Let's Groove

M08. RYDEEN

M09. アイドル

M10. チョコレイト・ディスコ

M11. シュプール

M12. ONE

M13. Big Blue Ocean

M14. 翼 〜you are the HERO〜

【アンコール】

EN1. ボレロ

EN2. Bohemian Rhapsody

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